事件ファイルCASE FILE
#392
2005年3月14日(月)放送
謎めく身長差20cm
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蘭に無理やり歯医者へ連れていかれるコナンは途中、町工場で捜査中の高木刑事と遭遇。どうやら殺人事件のようだ。事件の経緯を聞くと、被害者はこの工場の社長で北村勝五郎。死亡推定時刻は午後4時から10時の間だ。しかし、被疑者と目される人物はすでに逮捕されていた。北村の高校時代の同級生で小さな洋食屋のオーナーシェフ、南田優一。北村に300万円の借金があり、返済の延期を断られ、切羽詰まってナイフで殺害したと思われる。しかも南田の土地を狙う北村は、衛生管理に関するあらぬ噂を流し、南田の店を傾かせ、300万円を南田に貸し付けていた。犯行動機は十分である。
犯行日、午後1時に北村の工場を訪れた南田が北村に土下座しているところを従業員に目撃されている。しかし、ひとつ問題があった。背の高い人間が低い人間を刺すとき、ナイフの角度は斜め上になるのだが、北村の胸に刺さっていたナイフの角度は斜め下。身長166cmの北村より20cmも背が高い南田の犯行ではあり得ないのだ。被害者は正面から刺されており、隙を突かれたとは考えにくい。しかも南田は右足首を捻挫し、ギプスで固定していた。そこで高木刑事は再捜査をしているという。
現場の社長室を見回したコナンは被害者が老眼鏡をしていたことに気づく。そして遺体の側に整然と並んで残されているスリッパ。ここからコナンはトリックを解明するのだが…。