事件ファイルCASE FILE
#385
2005年1月24日(月)放送
ストラディバリウスの不協和音(前奏曲)
最新話 見逃し配信中!
小五郎はコナンと蘭を連れて音楽一家である設楽家の屋敷を訪れた。依頼者は設楽蓮希。設楽家の当主・調一朗の孫娘である。コナンたちが執事の津田紅生に蓮希のいる部屋へ案内されると、そこに現れたのが有名な指揮者でもあり、調一朗の弟でもある弦三朗。さらに調一朗の甥、羽賀響輔もいる。彼はドラマやサントラを何本も抱えている天才作曲家だ。
まもなく、依頼内容を聞くため、小五郎たちは本館で蓮希の話を聞くことになった。テーブルの上には古いバイオリンが置いてある。このバイオリンこそ、数億円はするという伝説の名器だ。元々、響輔の父親である設楽弾二朗が、30年前に兄の調一朗に誕生日のプレゼントとして贈られたもの。しかし、誕生日の日に弾二朗は強盗に襲われ殺されてしまったという。そして2年前、弦三朗の妻・詠美が階段から足を踏み外して亡くなり、去年は蓮希の父親、降人が転落死していた。2人とも調一朗の誕生日に死んでおり、当日、ストラディバリウスを弾いていたのだ。まるで30年前の事件に呪われたように…。
そして今年は蓮希が弾くことになり、彼女は小五郎に依頼したと明かす。もちろん、弾かなければいいのだが、蓮希は、この名器で弾きたいと言い張る。そのとき、コナンが窓の外が明るいことに気づく。何と別館で火事が起こっていたのだ。コナンたちは炎が上がる弦三朗の部屋へ急ぐが、ドアに鍵がかかっていて開かない。小五郎と響輔がドアをぶち破って入ろうとするが、室内はすでに激しく炎が燃え盛っていた。さらに別館のオーディオルームには調一朗の妻・絢音が!コナンと響輔が炎の階段を駆け上がるが…。