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#370

逃げ回るゲームソフト

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人気ゲームソフト『ギャドリン2』の発売がいよいよ来週に迫っていた。発売元であるシャイニング社の前でショーウインドを見つめていた元太は玄関の中に入っていくと、無謀にも受付嬢に『2』で明かされる七つの謎を教えてくれないかと聞く。コナンがあきれながら見ていると、元太はトイレを貸してほしいと廊下の中へ走り込んでいってしまった。すぐさまガードマンが駆けつけるが、元太と光彦、歩美は思わず階段をのぼって逃げていってしまう。

そのころ、五階の社長室では社長の道場が社員の大橋から『ギャドリン2』の予約が200万本を超えたとの報告をうけていた。このギャドリンシリーズをプロデュースしたのが、シナリオまで書いた社長の道場だ。大橋が部屋を出ていくと道場は最終チェックのため、『ギャドリン2』のディスクを取り出しゲーム機の中に入れる。すると、そこにはおとといの社長室の様子が映し出されていた。何とギャドリンのシナリオは小林という男が学生時代に書いたもので盗作だったというのだ。しかも、ビデオには誰かの手により小林が殺されたシーンが映っている。すると、いつのまにか部屋の暗がりの中に男が座っていた。斉藤と名乗る男は小林に雇われた探偵で、偶然にも小林が殺された瞬間をビデオにおさめていたのだという。道場は椅子を蹴り倒し、斉藤の頭を灰皿で殴りつけるとウォークインクローゼットの中に斉藤を運び込んだ。

いっぽう、ガードマンに追われ、社長室に逃げ込んできた元太たち。そこで机の上にあった『ギャドリン2』のソフトを見つけた元太は目を輝かせた。光彦にとがめられた元太は、思わずカバンの中身を部屋にばらまいてしまう。慌てて拾う3人は『ギャドリン2』もカバンの中に入れ、ビルの外へ逃げていった。それを見た道場は拳銃を持って元太たちを追うのだが…。

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