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#326

炎の中に赤い馬(捜査編)

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最近、都内では現場に赤い馬が残されている連続放火事件が発生していた。偶然、探偵・楠川の依頼でコナン、平次、小五郎が調査に訪れた諸角邸が放火され、主婦の諸角亮子が焼死する。犯行時刻は隣の子供が出火直後にカーテンに映った馬の姿を見たという証言から7時30分ごろだと判明。

間もなく、コナンたちは警視庁で放火現場に残されていた赤い馬の写真を検証した。そこで1件目に残されていた赤い馬の裏に"兎"の文字を発見したコナンたちは、馬の正体が三国志に出てくる赤兎馬だと推理。さらに、コナンたちが張り込んでいるときに、諸角邸を訪れた風水アドバイザーの曾我操夫、亮子の妹・権藤系子、そして亮子の夫・諸角明らそれぞれに殺害動機があることが明らかになる。だが、3人には7時30分ごろアリバイがあった。

そんな中、赤兎馬に乗っていたのが関羽だと気づいたコナンたちは、始めに諸角邸を訪れた骨董品店店長の玄田隆徳が、商売繁盛のキーホルダーを渡そうとしていたことを思い出す。そのキーホルダーこそ、赤い馬に騎乗した関羽だったのだ。しかも一件目の事件のときにも、玄田の名前が上がったことから、大きく捜査線上に浮かび上がってきた。

いっぽう、蘭と和葉は昼間、玄田から関羽のキーホルダーをもらっていた。そのことを電話で蘭から聞いた小五郎たちは慌てて探偵事務所へ戻る。すると、探偵事務所の前にパトカーが止まっており、玄田が警察官に連行されていた。連続放火事件の犯人は自分だと玄田は自供。一件落着かと思われたが、コナンと平次は、さまざまな事件の要素がアガサ・クリスティの「ABC殺人事件」に酷似していることに気づき、さらに調査を進めると…。

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