事件ファイルCASE FILE
#316
2003年4月21日(月)放送
汚れた覆面ヒーロー(前編)
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東都国技館では無敵を誇る帝都プロレスの覆面レスラー・ウルフェイスのジュニアヘビー級タイトルマッチが行われようとしていた。宣伝のため、日売テレビに呼ばれた小五郎だが、アナウンサーの質問に辟易。そして満席の会場にはコナンと蘭の姿もあった。
負けたらマスクをぬぐと公約し、デビューしてからシングル65戦無敗のウルフェイス。その試合直前、コナンたちは観客席で大神敬晴というプロレスラーと出会う。大神は実は自分がウルフェイスだと告白した。彼女が眠りの小五郎の大ファンで、色紙にサインをもらいたいのだが、ただの若手レスラーではサインがもらえないと思い、自ら正体を明かしたのだという。
ウルフェイスの対戦相手は最近、人気と力をつけてきた永瀬豹太。しかし、永瀬はマスクを剥いでウルフェイスを引退させ、帝都プロレスの人気を半減させることと引き換えにライバル団体に移籍するという裏取引きをしていた。そんな永瀬のドアの前で、聞き耳を立てているシルエットが…。
ウルフェイスの試合直前、コナンがトイレに行くと、永瀬の控え室前でちょっとした騒動が起こっていた。永瀬が控え室から出てこないのだ。そこで、無理やり中へ入ると部屋の奥で永瀬が血を流して壁にもたれている姿を発見。どうやら何者かに刺殺されたらしい。控え室の中で変な音に気づいたコナンは日売テレビが仕掛けた隠しカメラを見つける。間もなく現場に到着した目暮警部は隠しカメラの存在を知り、早速再生を開始。だが、そこに映っていた犯人はウルフェイスのマスクを被っていた。