事件ファイルCASE FILE
#315
2003年4月14日(月)放送
陽のあたる場所
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小五郎はコナンと蘭を連れ、飲み仲間の日本画家・早河静山の別荘を訪れた。スランプから指が震えるようになり、昨夜アトリエで自殺未遂を図るまでに至った静山を励ましてほしいと弟子の黒木次郎に頼まれたのだ。
早速、静山がいる竹林にコナンたちが行くと、静山は竹林のスケッチを描いていた。その時、ウグイスがケキョ、ケキョと鳴く。これはウグイスが警戒して鳴く「谷渡り」だと説明を受けた小五郎たちは竹林を早々に引き上げた。
静山が小五郎たちと別荘に戻ってくると、反対側から手伝いの山本典子が息子の健一郎を連れて現れる。母が急に熱を出して息子の面倒をみれないため連れてきたというのだ。しかし、健一郎の姿を見た静山は突然、態度を変え激昂。健一郎を突き飛ばし家の中に入っていった。
夜になり小五郎とコナン、蘭は別荘のアトリエで静山と談笑していた。そこで小五郎が静山に蘭の似顔絵を書いてほしいと頼むが、静山はきっぱりと辞退。気分を害した静山を取りなすように黒木は翌日、釣りに行くことを提案する。
翌朝、静山は参加を見合わせるが、小五郎たちは黒木に誘われ船に乗って釣りに出た。午後1時ごろ、黒木の携帯電話に典子から静山が書き置きを残して姿を消したとの連絡が入る。慌てて警察に知らせ、小五郎たちも港へと急いだ。間もなく、うっそうと生い茂る竹林の中で静山の遺体が発見される。静山は2メートルほどの竹の先端にロープを結び首を吊っていたが、その周囲の竹は切り倒されていた。これに気づいたコナンは踏み台の位置もずれていることから、自殺に疑問を抱く。間もなく、釣りに出かける前に竹林でウグイスの「谷渡り」を聞いたことを思い出したコナンは事件の真相を突き止める。