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#298

法廷の対決II 妃VS九条(後編)

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小五郎と別居中の蘭の母で弁護士の英理は、検察のマドンナ・九条玲子検事の担当する事件の被告の当番弁護士を引き受けた。

事件は不動産業の事務所で社長の他殺死体が発見され、事務所荒らしの常習犯の井上隆志が逮捕されたというもの。井上は空き巣の現場を社長に見つかり、争いになり社長の頭をガラスの灰皿で殴ったと自供。九条は単純な傷害致死事件ではなく、強盗殺人罪で井上を起訴した。英理は殺意はなかったという井上の言葉を信じ、傷害致死罪が相当として九条と争う。  公判が始まり、九条は井上に大津を殺害する動機があることを明かし、英理を窮地に追い込む。コナンは小五郎と共に殺害現場に行き、ビル管理人と大津の娘婿・有馬が目撃したという大津殺害の瞬間にトリックが存在したことに気づく(前回まで)。

英理と小五郎、コナンが事件現場の社長室を調べるのに立ち合った有馬は、3人を自分が経営するレストランに招待した。有馬は、大津の遺体を発見することになったとき、大津がレストランに忘れた老眼鏡を届けに行ったと言う。コナンは事件の証拠品リストの中に眼鏡の留めネジがあったことを思い出し、事件の真相に思い当たる。

英理を心配しながらも憎まれ口をきく小五郎に、コナンは事件の特別弁護人になって法廷で名推理を披露して見せてと、けしかける。これを聞いた英理は弁護の邪魔になるだけだと反対する。コナンは英理を事件現場に連れて行き、ビルの管理人に目撃証言と同じようにしてのぞき窓から中を見るように促す。

社長室をのぞいた管理人は、びっくりして絶句。英理も信じられない思いでのぞき窓から見える光景に見入る。

目撃証言のトリックを再現して見せたコナンは、英理に「おじさんが真相は法廷ではっきりさせるって」と言い、小五郎の特別弁護人を了承させる。

第2回公判が始まり、証言席に立った有馬に、小五郎は質問を開始する。自信満々で臨む小五郎だったが、例によって小五郎の推理は迷走し、弁護人席で英理と小五郎の争いが始まってしまう。コナンは小五郎に麻酔銃を撃ち込む。

井上が大津を殴って逃走した後、何者かが社長室にやってきたと、小五郎の声で事件の謎解きを始める。有馬は大津が老眼鏡がないとメニューも読めなかったと証言したが、検察の起訴状では、被害者は犯人に脅されて金庫を開けたとなっている。

コナンはこの矛盾をつき、事件の真相を明らかにしていく。

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