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#291

孤島の姫と龍宮城(事件編)

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小五郎と平次の東西推理対決というテレビの企画で、コナンたちは沖縄にやって来た。二人が推理するのは、1年前、『鬼亀島』と呼ばれる無人島で奇妙な文字を背にして餓死した男の遺体が発見されたという事件だった。

小五郎にどうしても負けたくない平次は、ロケの下見に行くというスタッフに同行することにする。平次とコナン、蘭と和葉の4人はスタッフ6人とともにクルーザーに乗り込む。 船上でディレクター以外の5人の地元スタッフは、コナンたちに「日が暮れるとグソーの使いがマブイを取りに来る(あの世の使いが魂を吸い取る)」という言い伝えを教える。

無人島に到着して、コナンたちは廃墟の前の柱に案内された。ここが遺体発見現場であり、謎の文字が刻まれた柱だった。柱には「姫眠るるは甲なりて乙にあらず」と彫ってある。廃墟はこの島の町長・金城の別荘で、台風の被害にあってから手入れをしていないようだという。  クルーザーに戻り、コナンと平次は謎の文字の意味を考えていた。この時、スタッフの1人・伊江がまだ戻ってきていないことに気づく。スタッフが船に戻ってから1時間以上たっている。まだ海に潜っているのだろうか?

コナンと平次は海岸沿いに伊江を捜し、船着場の真裏に当たる浜辺で伊江を発見する。伊江の絞殺死体は波打ち際に仰向けに横たえられ、顔の横の部分の砂に文字が書かれていた。「我はグソーの使いなり」。 集まったスタッフに、平次は推理を披露する。遺体の状況から、伊江は森の中で殺され、わざわざこの浜まで運ばれてきた。殺害されたのは約2時間前、犯人はコナンたちが来る直前に逃亡したと思われる。砂に書いた文字が波で消えたときのために、平時はデジカメで遺体と砂浜の写真を撮った。平次は証拠を見つけるために海に潜り、海底に沈んだ碇を発見する。海から上がると、乗ってきたクルーザーが船長とともに消えていることに気づく。

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