事件ファイルCASE FILE
中華街雨のデジャビュ(後編)
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蘭が福引で当てた食事券を使おうと、小五郎は蘭とコナンを連れて横浜・中華街にやってきた。だが、目的の店で食事券は使えず、川端という映画プロデューサーに声をかけられて訳の分からないまま招待に応じた。
川端は蘭を映画のヒロインにスカウトしたいと言い出し、同席している監督の磯上、原作者の北浦、助監督の伊東と映画の話をしながら食事を共にする。蘭の体調が悪く、心配するコナンだったが、食事中に川端が倒れ、死亡してしまう。死因は青酸カリによる窒息と推定され、捜査に当たった静岡県警の横溝警部の弟で、神奈川県警の横溝重悟警部は川端と一緒に食卓を囲んでいたメンバーの中に犯人がいると断定し、小五郎が一番怪しいと決めつける(前回まで)。
川端の死因となった青酸カリは料理からは検出されず、川端が使用していた皿とおしぼりから検出された。横溝警部は川端の隣に座っていた小五郎が毒物を仕込んだと疑っているのだ。
青酸カリが入っていたと思われる容器がトイレで発見され、コナンは店に入ってからトイレに行っていない小五郎は犯人ではないと指摘するが、横溝警部は小五郎を疑い続ける。体調の悪い蘭を気遣い、早く事件を解決しようとコナンはあせる。食事中に回転テーブルに載っていた醤油が取りにくかったこと、川端が卵アレルギーで玉子料理を毛嫌いしていたことを思い出したコナンは、事件のトリックに気づく。
鑑識課員にある場所の毒物検査を依頼し、川端が使っていたと思われているおしぼりから青酸カリとスープのシミだけが付着していたことを確認する。コナンは小五郎に麻酔銃を撃ち込み、推理ショーを開始する。横溝警部は兄から聞いていた通りに、奇妙な声と踊りを合図に小五郎が“眠りの小五郎”に変身するのを目の当たりに見る。コナンは食卓を囲んでいたメンバーと横溝警部に事件を再現しながら、食事中に何が起こったのか、その真相と真犯人について、謎を一つ一つ解き明かしていく。