事件ファイル

事件ファイル
2007年10月29日(月)放送

 「秋のミステリースペシャル名探偵コナン「鳥取クモ屋敷の怪(デジタルリマスター)」」

 小五郎は事件の依頼を受け、コナン、蘭と共に鳥取県にある絡繰峠のクモ屋敷と呼ばれる旧家、武田家に向かう。途中、小五郎らは道に迷っていた平次、和葉、米国人カメラマンのロバートをトラックで拾う。小五郎は武田家から正式に仕事の依頼を受け、平次のところには謎めいた依頼状が届いたという。その案内状には「次の土曜、陽が傾く前に絡繰峠の武田家に来られたし。さもなくば、また生きた人形が蜘蛛の餌食になるであろう」と記されていた。
 トラックを運転する武田家の三男、勇三によれば、武田家で悲惨な事件が続いたため、付近の住民は武田家に近づくなと噂しているという。屋敷に到着した一行は、3年前に絡繰人形の匠で当主の信一の娘、美沙と妻、絹代が相次いで自殺した事を知る。当時屋敷に滞在していたロバートが出て行った2、3日後、娘は人形倉の2階で首を吊って自殺。妻も娘の後を追うように同じ場所で首を吊ったという。そして、つい先日も信一の人形の販売と連絡を担当する根岸という男性が納屋で首を吊って自殺。だが、信一は屋敷の誰かが根岸を殺したと睨み、犯人がわかったら自分だけに教えて欲しいと小五郎に頼む。
 武田家の人々はコナンらのために宴会を開く。集まったのは信一と勇三、次男の龍二と妻の陽子、双子姉妹の紗栄と絵未。小五郎が酔って上機嫌になった頃、信一は仕事場に向かい、蘭と和葉はロバートに誘われ、美沙の墓参りへと出発する。この後、勇三は信一がいないと騒ぎ出す。仕事を手伝う予定だったが、信一の姿が見えないという。コナン、平次、勇三、龍二は誰も近づかない人形倉の2階を調べる事に。鍵がかかった扉を斧で壊して中に入ると、そこでは信一が無残な姿で息絶えていた。
 信一は梁から首を吊り、体にはクモの糸でからめ捕られたように糸が巻き付いていた。信一の母、智恵はクモ御前の祟りだと怯え、コナンと平次はこの言葉から蜘蛛と人形師にまつわる民話がこの地方に伝えられている事を知る。この後、龍二は3年前に自殺した美沙と絹代の体がクモの巣まみれになっていた事、根岸の手足に信一と同じく、クモの巣のように絡繰人形の糸が絡まっていた事を明かし、コナンと平次はクモの祟りに見せかけた殺人事件だと判断する。
 コナンらは信一の後頭部に殴られたような痕を発見。犯人の逃走経路は明らかになっていない。この後、コナンらは美沙と同じ病院で看護婦をしていた家政婦の美雪から話を聞く。美雪によれば、美沙は信一から大ケガをさせられ、それ以来ふさぎ込むようになったという。3年前、美沙はケガしたロバートを見つけ、自宅で看病するようになって明るさを取り戻したようだが、ロバートが武田家を去った2、3日後に自殺。妻が首を吊った後も信一は平然と葬儀に参列していたが、龍二は大声で号泣していたという。
 小五郎は信一の遺体に使われていたロープと同じ物を探そうと納屋に入り、泣きじゃくる蘭を発見。蘭は姿が見えなくなった和葉を捜して納屋に落ちている和葉のペンライトを見つけたという。コナンと平次らは必死になって和葉を捜し、倉の中で和葉を発見。和葉は糸でグルグル巻きにされた状態で天上から吊されていた。間一髪で和葉を救出した平次は、まだ犯人が倉の中にいると睨む。コナンと平次は急いで2階に向かうが、人の気配は全くなかった。
 小五郎は関係者を集めてアリバイを確認。だが、確かなアリバイを持っている者は誰もいない。コナンらは仕事場にいた勇三から話を聞き、信一が法外な人形の修理代を取っていた事、根岸に販売を任せてから人形が高値で売れるようになった事を知る。そして、コナンは絡繰人形より高い値が付くという操り人形を調べ、中からビニール袋に入った薬を発見。コナンと平次は犯人が信一を殺害したトリックを見破る。
 コナンらは事件の全容を告げるため、信一が殺害された現場を再現した人形倉の2階に関係者を集める。コナンは小五郎を麻酔銃で眠らせると、小五郎の声を借りて謎解きショーを始める。信一の遺体が発見された時、倉の入口の扉は内側から鍵がかかり、2階の部屋には子供1人がやっと通れる小窓しかない。だが、コナンはこの密室で犯人が信一を殺害して逃走したトリックを暴く。コナンは犯人がこの部屋にいかなったと推理。犯人は操り人形に使う釣り糸とロープ、画鋲を使って密室殺人を装ったのだ…。