事件ファイル

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2019年11月9日(土)放送

第958話 「プードルと散弾銃(前編)」

 午後8時頃、小五郎、コナン、蘭はドッグフードの会社の社長、火乃宮アンナ(ひのみや)の誕生パーティーに呼ばれ、ヨットハーバーにやってくる。係留された大型クルーザーでは副社長の稲村幸四郎(いなむらこうしろう)、専務の江波真知子(えなみまちこ)がアンナに誕生日プレゼントを渡していた。その時、半地下の船室から現れた黒いレインポンチョに黒手袋、黒い覆面をした男が散弾銃を発砲。撃たれたアンナは絶命する。犯人は顔に巻いていた黒いタオルをはぎ取りながら闇に紛れて逃げていく。

 駆け付けた目暮警部たちは捜査を開始。コナンは遺体の爪の派手なマニュキアに残る筋状の傷に目を留める。船室には袋からこぼれたアンナの会社の新商品のドッグフードが散乱。この後、船室の収納ロッカーからロープで後ろ手に縛られ、口にガムテ―プを貼られたアンナの秘書の森島草太(もりしまそうた)が発見される。森島は午後7時過ぎのパーティーの準備中に覆面の男に殴られ、意識を失ったと証言。稲村と真知子はアンナの元カレの豹藤誠(ひょうどうまこと)が犯人だと訴える。

 豹藤はウソの投資話でアンナの会社から5千万円近くを騙し取り、アンナ個人からも多額の借金をしていた。小五郎、高木刑事は豹藤を見つけ出して話を聞く。散弾銃は稲村のものだったが、稲村は3日前に散弾銃を積んでいた車ごと盗まれたと証言する。かつて交際していた豹藤と真知子。豹藤は真知子が彼氏を奪ったアンナを恨んでいたと暴露。さらに豹藤はアンナがいなくなって一番得するのは副社長の稲村だと言い放つ。豹藤は真知子、稲村の犯行と疑うが、小五郎は豹藤が犯人と考えていた。

 目暮は犯人が船室に潜んでいた午後7時から8時のアリバイを訊ね、豹藤はアンナの自宅に空き巣に入っていたと白状する。豹藤は7時20分頃、合鍵を使って部屋に侵入し、現金3万円を盗んだと打ち明ける。豹藤はその時にジムのメンバーズカードを落としたと明かす。高木はアンナの部屋に行き、豹藤のカードが落ちている事を確認。コナンは壁にかけてあるヒョウ柄のワンピースを調べて何かに気付く。

 この後、部屋に設置されたペットカメラの映像を確認。空き巣は映っていたが、顔までは確認できなかった。コナンはプードルのサリーが侵入者に飛びつく姿に注目する。小五郎はアリバイ偽装のため、わざとカードを落としたと疑い、映像に映っているのは共犯者と推理する。アンナの自宅はヨットハーバーから車で15分。共犯者がいなくても7時20分に自宅に侵入し、8時にアンナを殺害する事は可能だった。だが、森島は覆面の男はずっと船室にいたと証言。コナンは犯人が最初から証人にするために森島に目隠しをしなかったと推理する。その時、蘭が連れていたサリーが急に走り出す。サリーは豹藤の足元へと飛び掛かり、豹藤は乱暴にサリーを払い除ける。警察が豹藤を逮捕できずにいると…。