事件ファイル

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2019年4月20日(土)放送

第937話 「巨人タロスの必殺拳(前編)」

 コナン、元太、光彦、歩美、灰原は阿笠博士、蘭と共にカガミスタジオにやってくる。阿笠がコナンたちにモニターを頼んだのだ。庭には大型フィギュアがいくつも展示されていた。秘書のしのぶはコナンたちを見学用のドームに案内。しのぶはカガミスタジオ社長の加賀見栄三の娘だった。歩美はスタジオの様子をカメラで撮影。ドーム内には森が広がり、頭上には空を呼ぶ船、筋斗雲などが飾られていた。

 天井は電磁石になっていて、ブランコに吊られた巨大な和船は振動しながら移動。しのぶはリモコンを使えばブランコの位置を移動できると説明する。この後、しのぶはリモコンを操作し、王城の壁の向こうから青銅の巨人タロスが出現する。和船とタロスは客に合わせてガイド役のしのぶが動かしているのだ。営業主任の羽生正は未完成のタロスの下半身は今後も作らないと明言。フィギュア制作はお金がかかるため、予算を重視する羽生と将来への投資と考えるデザイナー主任の山県徳一は言い争いに。

 社長室では加賀見が友人の阿笠と話していた。タロスの駆動装置を安く設計してほしいと阿笠に依頼したしのぶ。だが、加賀見は頭ごなしに阿笠のプランを却下する。阿笠は加賀見が逃げ腰では職人の山県が腕をふるえないと忠告。続けて阿笠は山県の技術力あってのスタジオだと訴えるが、加賀見は経済的に苦しくなったのは山県の先代の時からだと言い返す。山県は2人の会話を偶然耳にする。

 コナンたちは制作棟で軽食をご馳走になり、離れた席では羽生がスタジオを売りに出している事を恋人のしのぶに伝えていた。この時、蘭は羽生が鈴木家のパーティーに来て、園子に気に入られていた事を思い出す。身売り先の候補の1つは鈴木財閥だった。売却を成立させるために必要なのは手土産の企画で、しのぶは山県の力が必要になると羽生に伝える。スタジオの警備員2人は庭を巡回中に通用口のドアノブの鍵が壊れている事に気付く。トイレに行こうとして迷った元太は壊れている通用口のドアに気付き、ドアの前に重しとして彫刻を置いておく。

 羽生は交渉の状況を聞くために加賀見に会いに行く。社長室にいる加賀見は交渉相手に電話して大詰めの話をしていた。この時、加賀見は2度ドアを開閉する気配を感じ、手が離せんと怒鳴り声を上げる。ラウンジでは阿笠、しのぶが加賀見の事を話していた。しのぶは加賀見が上海のトップ企業と交渉している事を阿笠に明かす。羽生も別の企業と交渉していたが話し合いは難航していた。阿笠たちは帰る事になり、制作棟の個室にいる山県に声をかけて庭に出る。その時、ドーム棟が突然暗くなり、誰かの悲鳴が聞こえてくる。そして、バラバラと固いものが無数に落下する音がした後、すぐに明かりが復旧する。阿笠たちがドーム棟に駆け込むと、そこでは後頭部を強打された羽生が倒れていた…。