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#12のあらすじ

次回の事件関係者

第12話 9月22日(木) よる11:58~
銀行の貸し金庫がある地下フロア。格子状のシャッターの奥にある貸し金庫室で女性が倒れている。傍らには園田真知子(原田佳奈)のモノと思われる携帯が落ちていた。工藤新一(溝端淳平)は女性や室内の様子をスマホで撮影し、毛利小五郎(陣内孝則)は真知子の携帯に電話をかける。すると女性の足元に転がる携帯が鳴り、小五郞は倒れた女性が真知子だと確信する。真知子は蘭のパソコン教室の先生で、小五郎の飲み友達。真知子はこの銀行の系列のスクールでも講師を兼任していた。
この日、真知子から相談があるという電話をもらい、銀行に呼び出された小五郞。小五郞は相談とは貼り紙の事だったと察する。支店長の江本武雄(斉藤弘勝)はシャッターがコンピューターで制御されていると説明。規定外の時間には開閉しないらしく、不正な操作をすると非常ベルが鳴り、警察に通報が行くシステムになっているという。新一は犯人が防犯システムに侵入してプログラムを改ざんしたと推理。防犯システムと起爆装置を連動させ、警察に通報した時点で、銀行が爆破する仕掛けを作ったと考える。防犯カメラの映像では銀行への人の出入りはなく、小五郞は銀行内部の人間の犯行と推理。建物には小五郞たちのほかに副支店長の仁村勇造(合田雅吏)、貸し金庫担当の境陽子(吉田羊)、法人営業係長の長谷川亮介(柏原収史)が残っていた。
小五郞が仁村、陽子、長谷川に疑いの眼差しを向けると、仁村、陽子、長谷川はそれぞれ自分が真知子を殺害した犯人だと打ち明ける。この時、新一の携帯に毛利蘭(忽那汐里)から連絡が入る。新一は撮影した写真にメモを添えて蘭に送っていた。新一は佐藤美和子刑事(上野なつひ)に写真を分析してほしいと蘭に頼む。仁村、陽子、長谷川は真知子を殺害したと事は認めるものの警告文を貼った事は否定する。
新一と小五郞は別々に3人を事情聴取する事に。仁村は真知子と愛人関係だったと告白。奥さんと離婚してほしいと迫られ、口論の末、首を絞めて殺害したという。
陽子は真知子に業務上横領の噂があったと小五郞に打ち明ける。真知子は貸し金庫利用者が保管している貴金属などを無断で持ち出し、それを担保に投資の資金を調達。儲けが出た時点で持ち出した物品を金庫に戻していたという。陽子は物品を戻しに来る真知子を待ち伏せ。暴れる真知子を押さえ込み、我に返ると首を絞めた後だったという。
長谷川は真知子から儲け話を持ちかけられ、自分を殺害する芝居に協力してほしいと頼まれたと証言。中東のケアート王国の大使が貸し金庫に預けている時価2億6千万円のエメラルドの首飾りを持ち出した真知子。急遽、大使は明朝帰国する事になり、すぐにエメラルドを返せない真知子は時間を稼ぐため、この狂言を考えたのだ。長谷川によれば、真知子は睡眠薬を飲み、死んだふりをしているだけ。大使が帰国した後、意識を取り戻す計画だという。
3人がそれぞれ犯人と認めている事に引っ掛かった新一は自分が犯人と言う事で何か都合が良い事があると推理する。その時、新一の携帯に蘭から連絡が入る。分析の結果、真知子の足には赤い斑点が写っていたという。さらに写真から№0924の貸し金庫だけ鍵穴が90度回転している事実も明らかになる。
この後、新一はオフィスを調べ、真知子のパソコンの電源が入っている事に気付く。パソコンには小五郞に宛てたメールが残っていて、そこには真知子の携帯アドレスが書かれていた。
新一が貸し金庫フロアに戻ると、小五郞が植木の添え木を使って真知子の携帯を取ろうとしていた。シャッターの横には鉢植えがあり、コナンは反対側にある鉢植えの添え木を抜く。添え木は筒状になっていて、中から細い糸がこぼれ落ちる。さらに、新一は鉢植えの根元から何かを発見すると、パソコンに残された携帯アドレスにメールを送信。着信音は聞こえてくるが、新一の予想通り、真知子の足元の携帯は無反応だった。新一はシャッター横のタッチパネルにある番号を入力する。すると、シャッターはゆっくりと上がり、新一は中に入って真知子の状態を確認。真知子はすでに絶命していた。新一が同じ携帯アドレスに再度メールを送信すると、貸し金庫№0924から着信音が聞こえてくる。金庫の中には携帯と手帳とリボンがついた包み。手帳を読んだ新一は事件の真相に辿り着く…。

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