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#11のあらすじ

次回の事件関係者

第11話 9月15日(木) よる11:58~
米花センタービル38階のエレベーターホール。ゲーム会社「ゲームス」社長の辰巳泰治(春海四方)は副社長の三木義久、専務の橋本潔、部長の大場悟(竹財輝之助)に体調が悪いため、会社に寄ってから帰宅すると伝える。会社の新キャラクターがお披露目される創業20周年パーティーは欠席するという。エレベーターホールの照明はパーティーの演出のため、暗くされていた。辰巳が姿を消すと、娘の辰巳桜子(青谷優衣)が大場たちの前に現れる。大場は桜子と祝辞の打ち合わせがあると言って三木と橋本に席を外してもらう。
大場は辰巳から結婚の許しをもらったと報告し、桜子を抱き寄せてキスを迫る。そして桜子が目を閉じたその時、エレベーターのドアが開き、辰巳が現れる。大場はキスしたまま、拳銃の銃口を辰巳に向ける。間もなく、創立20周年パーティーが始まり、皆は一斉にクラッカーやラッパ、指笛などを鳴らす。桜子は会場から聞こえてくる喧騒でパーティーが始まった事を知る。この後、プレゼントを桜子に手渡し、左手で桜子の左耳のピアスを触る大場。大場は桜子が付けているピアスを見て、プレゼントは同じピンクパールのネックレスだと教える。
その頃、工藤新一(溝端淳平)と毛利蘭(忽那汐里)は同じビルの展望レストランで食事をしていた。何か言いたい事があって蘭をこの店に連れてきた新一だったが、なかなか話を切り出せない。その時、キャーという客の悲鳴が聞こえてくる。エレベーター内で頭を拳銃で撃ち抜かれた辰巳の遺体が発見されたのだ。新一が蘭を席に残して事件現場へ向かうと、高木渉刑事(土屋裕一)と佐藤美和子刑事(上野なつひ)が捜査を開始していた。佐藤刑事は辰巳の服が乱れている事から金目当ての犯行と推理する。
だが、新一は、殺害後に金目の物を探す場合、エレベーターの中は最悪の場所で、金目当ての犯行ではないと断言する。桜子は、大場と打ち合わせした時刻は8時半だったと証言。大場がピアスを触った時、大場の腕時計が見えたという。さらに桜子は大場からプレゼントをもらった時の状況を詳しく説明。新一は桜子の証言が引っ掛かり、本当に腕時計を見たのかを確認する。新一が左手で桜子の右耳を触っても文字盤は見えないと訴えると、大場は左手で左耳を触ったと説明。新一は触り方が不自然だと指摘し、大場が右手に何かを持っていたと推理。新一は大場が犯人と目星を付けていた。
新一を待つ蘭はウェイトレスから、自分たちが20年前に来店した伝説のカップルにそっくりだと知らされる。その時も事件があったらしく、事件を解決した彼は戻って来るなり、彼女にプロポーズしたという。蘭はその話を聞いて妄想を膨らませる。その頃、桜子はパーティー会場に向かう前にネックレスをつけるため、女子トイレに行ったと証言。トイレに2、3分いたが、その間も壁越しに大場と会話をしていたという。この後、ビルのゴミ集積場からサイレンサー付きの拳銃と空薬きょうが発見される。
疑われている事を知った大場は袖口から硝煙反応が出るか調べてみろと訴える。大場が硝煙反応を調べるため、警官を立ち去った後、新一はエレベーター前で大場とキスしたかを桜子に確認。キスした事を認めた桜子は新一相手にキスした時の状況を再現する。新一は桜子がエレベーターを背にしていた事を見抜くと、ピアスも大場にプレゼントされたかを訊ねる。桜子がパーティー前に衝動買いしたと明かすと、新一は大場が辰巳を射殺したと確信する。だが、その直後、大場から硝煙反応が出なかったことが判明。果たして新一は、このエレベーターに隠された時間差殺人の謎を解き明かすことが出来るのか?

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