赤豹が5年ぶりに頂点へ!

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:


2015112301.jpg

関西学生アメフトの最終戦
立命館大学パンサーズ vs 関西学院大学ファイターズ
もはや、この両校の勝った方が関西を制するという恒例行事的になった。

2015112302.jpg


両校校歌の大合唱、エールの交換...
試合前から緊張感に包まれていたヤンマースタジアム長居
全勝対決・・・まったなし!

2015112303.jpg


30-27
今年は立命館大学パンサーズが勝利し、5年ぶりに関西リーグの頂点に立った。
おめでとうございます!!!


試合は終始、立命館の選手の勝利への執念が表れていた。
今季は春シーズンにもつまずき、秋が危ぶまれていたが、1戦1戦チームがひとつになった。
特に守備陣は近年にないくらいの破壊力だった。ディフェンス陣に呼応するように攻撃陣も奮起。
リーグ5連覇中(2010年は3校同率優勝)の青き戦士(関学)を凌駕した。


2010年に勝利して以来、関学を超えたくても越えられなかった立命館。
2011年と2012年は2年連続で無得点と、かつての爆発的は攻撃力はなりを潜めていた。


入部以来、1度も関学戦に勝利していなかった現役選手たち。
無念だけを残して卒業していった先輩達、応援席のOBやファンの想いに応えた瞬間だった。


一方、敗れた関学・・・
毎年のように、監督以下首脳陣が危機感を持ってはいたが、
今季ほどそれが顕著で、最後の最後まで拭えなかった感がある。


ビッグゲームの試合前に選手・関係者・スタッフが歌う部歌【Fight On KWANSEI】
その輪の中心に鳥内監督がいた。約10年ぶりのことだ。


試合前、監督から「輪に入る」話を聞いた。
かつてはそうしていたそうだが、この10年くらいは入っていなかっただけだと。

『歌って、深呼吸を3回して、腹をくくるんや』

こういった昨年までと違ったルーティンからも、今季のもの足らなさがあったのだろう。


2010年10月に立命館に敗れて以来、
関西リーグでは引き分け挟んで35連勝でストップ。
その後の、西日本代表校決定戦や甲子園ボウルを合わせると、
学生相手には5年ぶりの敗戦・・・連勝も43でストップしたことになる。


今回は最後の最後までどちらに勝利の行方が転ぶかわからない久々の死闘だった。
アメフトファンとして、両校の選手・関係者に拍手を送りたい。
強敵(ライバル)が存在してくれるから、自分達を高め合い・成長できる・・・そんな間柄・・・
かつての関学と京大のように、今の関学と立命館はそんな関係なのだ。


勝った立命館にとっても、敗れた関学にとっても、また新たな歴史が刻まれた日となった。