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2018年3月24日放送
写真
【陸上 やり投げ】
武本紗栄 18歳
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尼崎市立尼崎高校(略して市尼)の陸上競技部 投てきブロックは、
ロンドン五輪やり投げの日本代表 ディーン元気選手を輩出し、
高校チャンピオンを数多く生み出した強豪です。
前週に登場したハンマーと円盤の高校チャンピオン中村美史選手に続き、
今週も市尼の女子やり投げのホープ、強肩美少女 です。

武本紗栄選手、市尼の先輩オリンピアンのディーン元気さんと同じ神戸市出身の18歳。
身長161センチと投てき選手としては小柄な彼女ですが、
去年夏のインターハイと国体で2冠、
ライバルとの激戦を制し高校チャンピオンに輝きました。

身体のサイズ、腕のリーチのハンディ、加えて本人曰く技術不足。
そんな彼女が高校日本一になった原動力は先輩のディーンさんも驚く地肩の強さです。

兄弟の影響で小学生のころから野球少女だった武本選手。
怪我をした選手の代役でキャッチャーをやると、その強肩に周囲が驚いたそうです。
「(盗塁は)ほぼほぼ刺せました。両膝をついたままで2塁に届きました。
  しだいに誰も盗塁しなくなってしまいました。(笑)」

驚くべき記録があります。
68メートル65センチ
彼女が小学6年生でマークしたソフトボール投げの距離。
いまも破られていない兵庫県の最長記録です。

投てきの名門 市尼に入学し本格的にやり投げを始めた武本選手。
自主性を重んじる気風と陸上エリートの集まる恵まれた環境で
こつこつと努力を続けました。
顧問の大久保良正先生には「おまえはカラカラのスポンジや」と言われます。
彼女にはなんでも吸収する伸びしろがある、ということなのでしょう。

オリンピックは2年後、そして6年後…。
武本選手が「神です!」と言うディーン元気さんから
かけられた言葉が彼女を覚醒させます。
「武本、いっしょに東京出よな」
この春から大阪体育大学に進学する彼女、新たな舞台でのスタートに期待です。

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