里山再生プロジェクト in 丹波 2018〜11月19日 実施報告〜 「里山再生プロジェクト in 丹波  2018」について

兵庫県丹波市は、日本海側に生息する動物や草木、また瀬戸内海側に生息する動物や草木の両方が
共生する日本でも稀な地域です。そんな豊かな自然を保護するために、地元では2012年代から様々な森林の整備に取り組んでいます。
しかしながら、2014年8月に起こった豪雨による大規模な水害・土砂災害によって、 森林の木々は流され、川の流れも変わり、地形をも変えてしましました。 災害木の搬出はじめ、更なる森林整備が必要となっています。 この事態を受けて、「丹波の豊かな自然を保護し、災害に強い地域を作る事」を目的に、 24時間テレビの環境保護活動支援の一環として、2017年「里山再生プロジェクト in 丹波」を立ち上げました。
3回目となる今年は、地域内外のボランティアと現地スタッフなど約90名のご参加を頂き、「登山道の補修作業」「丸太ベンチの作成」「きのこ菌打ち」「植樹」などの作業を実施しました。

一人一人が、環境について真剣に取り組めば、災害の軽減にも繋がり、 また災害に強い地域づくりができると考えています。

【実施日時】 
2019年11月9日(土)  10:00〜15:30
【実施場所】
丹波市市島町近隣
【参 加 者】
 
参加ボランティア 約60名 現地スタッフ 30名計 約90名
【協        力】
NPO法人森の都研究所
NPO法人 丹波グリーンパートナー
丹波市木の駅実行委員会
市島町北岡本自治会
春日町平松区森林愛好会
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その他、各森林整備活動団体


開会式
全員揃って
準備運動!
豪雨による被災の一部を視察し、現状と森林整備の重要性について説明を受けるボランティアの皆さん

参加ボランティアは、高さ約17mに及ぶ檜の伐倒を体験。
その後、「登山道の修復」「丸太のベンチ作成」「きのこ菌打ち」の3つの班に分かれて、それぞれ作業に入ります。
昼食を挟んで、伐倒木を利用したコースター作りでは「24時間テレビのロゴ入れ(焼印)」にチャレンジ、 また、豪雨による被災地の一部を視察、ベンチの完成作業などを終えて、この日の最終プログラム「植樹」を 全員で行いました。

伐倒の様子。伐倒木に掛けられたロープをボランティアの子供たちが力強く引いて伐倒体験。
登山道の修復・作成

土砂災害の影響で、本来あった多くの「登山道」が流されてしまいました。
地元では、急斜面の中、木と石を使って登山道の再生(作成)、補修を日々行っています。
この日の「登山道の補修」班は、狸穴命水の源流まで繋ぐ既設登山道(約800m)の補修作業を約50mに渡り実施しました。

急斜面に於ける登山道修復作業の様子
丸太ベンチの作成

この日の伐倒木(檜)を利用した「丸太ベンチの作成」を行います。
伐倒木の枝払いを行い、適度な長さにカッティング、丁寧に外皮を剥ぎ終えると、いよいよ組み立て作業に入ります。
紅葉の山に溶け込んだ、木肌美しい見事な「丸太ベンチ」が完成しました。

伐倒木の枝払いから完成まで「丸太ベンチ」作成作業の様子
きのこ菌打ち

間材木を利用しての「きのこ菌打ち」作業。
それぞれの幹の20カ所程にドリルで穴を開け、今回は「ナメコ」と「シイタケ」の菌駒を打ち付け栽培します。
この日は、ご家族連れボランティアの皆さんを中心に体験いただきました。
昼食時には、この地域で収穫した採れたてナメコの「なめこ汁」に大満足!

子供たちも菌打ちで頑張りました! ドリルで穴を開け、ナメコとシイタケの菌駒を木づちで打ち付けて行きます。

紅葉の下で、お弁当タイム


採れたて「なめこ汁」に、大満足!
オリジナルコースターの作成

当プロジェクトオリジナルのコースター作成に参加いただきました。
間伐木を輪切りにし、24時間テレビのロゴの焼印を入れるコースター作りです。
焼印初体験に、成功しても失敗しても、楽しい笑顔でいっぱい!

焼印初体験、記念のオリジナルコースター作り
植樹

プログラムの最後は、参加ボランティア全員で土砂災害に強い地盤の生成を目的に
地元の山で採集した小さな「ウリハダカエデ」の苗木によって植樹を行いました。

植樹を終えて、ボランティア・スタッフ全員で、記念の集合写真。
開会式から植樹まで、一日を通じて穏やかなお天気にも恵まれ、全ての予定を無事終了しました。

力強く大きく育ってね! 参加ボランティア全員による植樹

参加者全員で記念撮影! 皆さん、お疲れ様でした!
里山再生プロジェクトの活動を終えて

今年は、このプロジェクトの実施を前に、台風15号で千葉県に、19号は東日本の広範囲に、また10/25の関東地方の大雨と、各地に甚大な自然災害をもたらしました。
改めて、自然災害に対する備えの重要性を考えさせられると共に、被災各地への最大限の復興支援が望まれます。
「里山再生プロジェクト in 丹波」も、2014年の豪雨による大規模水害を受けて立ち上げたものですが、今年は、朝から好天に恵まれ、地元内外から、家族連れ・学生・社会人・ご年配組まで多数のボランティア参加を頂き、豊かな自然の中で、様々な「里山再生」に向けたプログラムを実施することが出来ました。

参加頂いたボランティアの皆さんの声

●楽しく、またリフレッシュできて良かったです。
ナメコの菌打ち体験と共に、実際どのようにナメコが育っているのか見学、また「なめこ汁」の試食と、家族揃ってとてもいい体験でした。
また、自然災害の脅威・実情を改めて知る機会となりました。

(福知山市から 家族参加の41歳主婦)

●災害もありましたが、(改めて)このように山の保全をすることは大変だなと感じた。
また、環境が壊れると生活にも影響が出てくることもあるので、環境保護にもっと関心をもって欲しい。  

(豊中市から63歳男性)

●(今回の参加を通じ)山を守る為に、いろんな取組があることを改めて知った。
今回のような体験も大事だと思う。
(被災現場を見て)改めて、水(自然)の脅威を感じた。また、今後の為にも復旧作業が重要。 

(地元から70歳代男性)

●このような山奥に、こんなに多くの人が集っていることに驚いています。
参加者の和気あいあいとした雰囲気にも共感。
私自身、これからも環境保護について、何が出来るかを考えて行きたい。
またボランティアとして何か役に立ちたいと考えています。

(地元スタッフの呼びかけから35歳男性)

今回のプロジェクトの輪がますます広がることで、自然保護活動への理解、防災意識の向上、
また自然災害に強い街づくりに繋がることを願っています。

過去の活動記録

2018年度  2017年度


24時間テレビ