ドキュメント 十五彩景とは

日本テレビ系列の関西エリア(2府4県)、中国・四国エリア(9県)あわせて15府県へ放送をお届けしている8局の放送局がそれぞれの特性を活かして制作するドキュメンタリー番組です。

過去の放送内容一覧

2025年6月

6月15日(日)25:25-25:55 日本海テレビ制作

ガマが消える前に 岐路に立つ戦争遺跡

今年で戦後80年。激しい地上戦が行われた沖縄。砲弾の雨から住民や兵士が逃れていたのが「ガマ」。20年以上にわたり、独自にガマを調査している鳥取市に住む男性を取材。ガマの中には今も当時の遺品や、火炎放射器で焼かれた跡が残っている。一方で男性は近年、ガマにある変化を感じているという。密着取材から見えた戦争遺跡の今とは。


2025年5月

5月25日(日)25:25-25:55 南海放送制作

少年志願兵―誰が背中を押したのか―

大戦末期の海軍では、20万人を超える「志願兵」が自ら戦地へ向かった。中には、徴兵年齢20歳に満たない13歳から18歳までの少年たちも、徴兵を待つことなく軍へ志願していく。彼らは一様に「自分で考えて、選んだ」と語る。しかし、戦後80年、消えゆく少年たちの記憶の糸を手繰り寄せると新たな事実が見えてきた。「自分は見えない何かに押されていたのではないか」。彼らはなぜ志願したのか。その背景にあったものとは。


2025年4月

4月6日(日)25:25-25:55 広島テレビ制作

被爆3世シンガー HIPPY~僕が伝える音楽と平和~

今年でメジャーデビュー10年目を迎えたシンガー・ソングライターのHIPPY(44)。地元広島を拠点に全国で活動し、代表曲「君に捧げる応援歌」がTikTokで1億回再生を超えるなど、若い世代を中心に支持を集めている。被爆3世でもあるHIPPY。被爆地・ヒロシマにとって命日に当たる毎月6日、取り組んでいることがある。被爆者の証言を聞く会の開催。あの日を知らない世代を集め、80年前の原爆の被害に耳を傾ける。若い頃は原爆について関心がなかった、怖かったと語るHIPPYが、被爆者の体験を聞くのには亡くなった友から託された思いがある。シンガーとして、被爆3世として平和の意味を伝えるHIPPYを追う。