過去の放送内容一覧
2025年12月
12月14日(日)25:50~26:20 広島テレビ制作
最後のヒロシマ~2つの祖国を生きた被爆者~
アメリカに住む日系2世の被爆者・更科洵爾さん(96)。祖国日本との開戦により、ハワイにいた父親は逮捕された。日本の教育を受けるため広島の学校に通っていた更科さんは8月6日に被爆。終戦後は、アメリカ軍の兵士として朝鮮戦争に従軍した。2つの祖国で戦争に翻弄された人生を生きた更科さんは被爆80年の今年、孫のエミリーさん(22)と“最後の広島の旅”に出る。そこで初めて目にしたのは2年前に亡くなった妻の被爆体験記だった。
2025年11月
11月9日(日)25:30-26:00 四国放送制作
傾斜地を撮る~にし阿波の原風景を後世に~
徳島県吉野川市の写真家・小倉隆人さんは約10年前東京から帰郷し、県西部の傾斜地集落に暮らす人々を撮り続けている。 傾斜地が多いつるぎ町は、カヤを利用した昔ながらの農業や食文化が継承され世界農業遺産に認定されたが、過疎が深刻。 小倉さんは将来なくなるかもしれない原風景を写真に収めようと、集落でただ一人となった鍛冶職人や車で行けない限界集落を訪ねる。 自然に寄り添い暮らす人々の写真を通して伝えたいこととは…
2025年10月
10月12日(日)25:50-26:20 山口放送制作
兄の絵を守り続けて ~戦没画学生の弟 87歳の思い~
山口県周南市に住む原田茂さん(87歳)は、母親から受け継いだ兄の絵を長年守り続けてきました。茂さんの兄・原田新〈あらた〉さんは、1941(昭和16)年12月に東京美術学校を繰り上げ卒業し、1943(昭和18)年8月7日、乗っていた輸送船が米軍機の攻撃で沈没し戦死しました。24歳でした。新さんが亡くなったとき、3歳だった茂さんは、家族が1945(昭和20)年7月27日の空襲から守った兄の絵を自宅に飾り、毎日眺めています。そして戦後80年となることしの夏、兄の絵を通じて交流している長野県上田市の戦没画学生慰霊美術館の館主・窪島誠一郎さんと瀬戸内海に浮かぶ2つの島に渡りました。1つは戦時中人間魚雷・回天の訓練基地があった周南市の大津島。そして、もう1つの島は、兄の親友だった戦没画学生・久保克彦さんの墓がある平生町の佐合島です。原田茂さんの夏の日々を取材し、兄の絵を大切に守り続ける思いを綴ります。
2025年9月
9月28日(日)25:55-26:25 南海放送制作
青とぞ思ふ-戦後80年の俳句甲子園-
全国の高校生が言葉の力でぶつかり合う「俳句甲子園」。俳人・正岡子規を生んだ俳句の都・愛媛県松山市に、全国17都道府県から32チームが集い、句の完成度と鑑賞力を競う。地元代表・愛媛大学附属には俳句部がなく、甲子園を夢見る一人の女子高生がゼロからチームを立ち上げようと奮闘。この夏、初めて立つ全国の舞台に新風を巻き起こすのか。数々の名句を生んできた俳句甲子園。「戦死者のハンカチ青しそれを振る」は昨年大会の最優秀句。今年で28回を数える大会では、戦争を詠んだ句が数多く生まれてきた。戦後80年の節目に、薄れゆく記憶を高校生はどんな言葉で紡ぐのか?教科書でしか知らない歴史、修学旅行でたどった戦跡、これから歩んでいく未来への願い――。彼らの“平和観”が、17音に宿る。詠み手の背景や句に込めた思いをたどりながら、戦後80年を“等身大の俳句”で見つめる。
2025年8月
8月3日(日)25:25-25:55 広島テレビ制作
復興の音 チンチン電車と女学生の80年
間もなく新路線の開業を控えている広島電鉄の路面電車。チンチン電車とも呼ばれ、市民の生活の足として親しまれてきた電車は80年前、戦争で減った男手に代わって15歳前後の女学生たちが運転していた。そして迎えた8月6日の原爆投下。電車の中で即死した少女、同僚の救護に当たった少女、3日後に復旧した電車を運転した少女。市民が復興のシンボルと称えたチンチン電車を多くの少女たちが支えていた。終戦とともに役目を終えた少女たちの存在はあまり知られていない。あれから80年、少女たちの今を追った。
2025年7月
7月6日(日)25:25-25:55 高知放送制作
戦後80年~ビルマ 最後の当事者~
敗戦から80年となる今年。当時の日本兵はいまもっとも若くても
100歳前後で、戦地に行った人はほとんど生存していない。
そんな中、高知県土佐町で暮らす和田邦美さん(102)は、南方作戦の一つであるビルマの戦いに1944年に動員された。
和田さんが行った頃、ビルマの戦地ではすでに日本軍は負け戦の状況で、食料もなく山中をただ逃げ回るだけだったことや戦友が次々と死んでいったこと。そして80年経っても消えない後悔をカメラの前で語る。戦争は殺し合いだからだめだと繰り返す和田さんの思いや、ビルマの戦いで亡くなった高知の若者を慰霊する高知市のパゴダ、遺族の思いを通して、平和の大切さについて考える。
2025年6月
6月15日(日)25:25-25:55 日本海テレビ制作
ガマが消える前に 岐路に立つ戦争遺跡
今年で戦後80年。激しい地上戦が行われた沖縄。砲弾の雨から住民や兵士が逃れていたのが「ガマ」。20年以上にわたり、独自にガマを調査している鳥取市に住む男性を取材。ガマの中には今も当時の遺品や、火炎放射器で焼かれた跡が残っている。一方で男性は近年、ガマにある変化を感じているという。密着取材から見えた戦争遺跡の今とは。
2025年5月
5月25日(日)25:25-25:55 南海放送制作
少年志願兵―誰が背中を押したのか―
大戦末期の海軍では、20万人を超える「志願兵」が自ら戦地へ向かった。中には、徴兵年齢20歳に満たない13歳から18歳までの少年たちも、徴兵を待つことなく軍へ志願していく。彼らは一様に「自分で考えて、選んだ」と語る。しかし、戦後80年、消えゆく少年たちの記憶の糸を手繰り寄せると新たな事実が見えてきた。「自分は見えない何かに押されていたのではないか」。彼らはなぜ志願したのか。その背景にあったものとは。
2025年4月
4月6日(日)25:25-25:55 広島テレビ制作
被爆3世シンガー HIPPY~僕が伝える音楽と平和~
今年でメジャーデビュー10年目を迎えたシンガー・ソングライターのHIPPY(44)。地元広島を拠点に全国で活動し、代表曲「君に捧げる応援歌」がTikTokで1億回再生を超えるなど、若い世代を中心に支持を集めている。被爆3世でもあるHIPPY。被爆地・ヒロシマにとって命日に当たる毎月6日、取り組んでいることがある。被爆者の証言を聞く会の開催。あの日を知らない世代を集め、80年前の原爆の被害に耳を傾ける。若い頃は原爆について関心がなかった、怖かったと語るHIPPYが、被爆者の体験を聞くのには亡くなった友から託された思いがある。シンガーとして、被爆3世として平和の意味を伝えるHIPPYを追う。

