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就航からわずか5年の最新鋭機が、 駐機場に停止してから炎上するという 信じられない事故が、今週、沖縄・那覇空港でおきました。 幼児を含む乗客157人は、シューターを滑り降りて、次々と脱出。 機長はコックピットの窓から脱出しました。 そして乗員乗客165人全員が脱出した直後。
事故をおこしたのは台湾から到着した中華航空120便です。 那覇空港に着陸後、地上にいた整備士が 大量に燃料が漏れているのを発見し、操縦席に連絡していました。
中華航空といえば、過去に大きな死亡事故を繰り返しています。 94年には名古屋空港で着陸に失敗、264人が死亡。 98年には、台北市近郊の中正国際空港で、 99年にも香港国際空港で相次いで死亡事故を起こしました。 そして2002年には、台湾海峡上空で空中分解し墜落。 乗員乗客225人全員が死亡する大惨事をおこしています。
今回の爆発炎上事故も、あわや大惨事となるところでしたが、 中華航空の趙社長は、国際ルールで定められた90秒以内に 全員の脱出が完了したことを強調しました。
(中華航空・趙国帥社長) 「90秒ではなく60秒だけで全ての乗客と乗員が無事避難できました」
しかし、乗務員の対応について乗客達はこう証言しています。
(乗客) 「お客が騒ぎ出したので、騒ぎ声で乗務員も気づいたという感じだった」 「乗務員は大丈夫といったけど私は早く避難させてといった」 「北京語でも英語でも日本語でも“避難して”という案内はなかった」 「あと1・2分遅かったら死んでたわ」
一方、機長は、事故翌日の記者会見でこう語りました。
(事故機の猶建国機長) 「普段から会社が私達に訓練させてくれたことに感謝します。 会社の訓練のお陰で必要な措置をとれたことに感謝します」
その中華航空は、会社のイメージ悪化を恐れてか 事故機から社名と会社のマークをペンキで塗りつぶしました。
(記者)「会社のマークを消したのは本当ですか」 (中華航空関係者)「お答えできません」
また、事故の原因が明らかになっていないにも拘わらず、 機長達は台湾総督府に招かれ、賞賛を受けました。
(呂秀蓮副総統) 「あなたがたのお陰で、無事解決できてよかったです」
この様子を地元のテレビ局は、こう伝えています。
(記者) 「機長達は、英雄のように総督府で、喜びを分かち合いました」
乗員乗客全員が脱出できたとはいえ、中華航空の危機管理は万全だったのでしょうか。
(事故調査委員会) 「燃料タンクに破れ目がみつかった。ボルトの頭に突き破られて穴ができている。 これが燃料漏れのルートとして考えられる」 おととい事故調査委員会は、ボルトが燃料タンクを突き破り、 直径2〜3センチの穴が空いていたと調査結果を発表しました。 さらに事故調査委員会は、ボーイング社の航空機で ボルト脱落による燃料漏れが、海外でも起きていたことも明らかにしました。 構造上の問題なのか、それとも整備ミスなのか。 さらに詳しい調査が行われています。
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