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2018/06/02

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日大“悪質タックル”問題 内田氏は常務理事を辞任


(記者)
「午後4時。日本大学の大塚学長らが文科省に到着しました」

神妙な面持ちで文部科学省を訪れたのは、
日本大学の大塚吉兵衛学長。

その2時間後、明らかにしたのは…


(大塚吉兵衛 学長)
「第三者委員会の設置についての説明、在り方。
 内田常務理事の辞任の報告をさせていただきました」

先月19日に
日大アメフト部の監督を辞任した内田正人氏。

常務理事については一時的に職務を停止していたが、
先月30日付で辞任が承認された。

(大里 裕行 総務部長)
「30日に内田“元”常務からご連絡をいただきまして辞任をしたいと。
 常務理事をそして理事をこのようなかたちで大学に多大な迷惑をかけた責任とって
 辞任をしたいという申し出がありまして。
 病院に入院しておりましたのでその病室にうかがって辞表を受け取って参りました」

また、日大アメフト部の
ガバナンス体制について検証が必要だとして、
弁護士7人をメンバーとする第三者委員会を
立ち上げたこともあわせて発表された。



(内田氏)
「申し訳ございませんでした」

日大と関学の定期戦で起きた“悪質タックル”をめぐる今回の問題。
日大の内田前監督と、井上前コーチには今週、
関東学生アメフト連盟から厳しい処分が下った。

(関東学生アメフト連盟・森本啓司 専務理事)
「内田前監督につきましては除名。
 井上前コーチにつきましては同じく除名です」

罰則の中で最も重い除名処分。
事実上の“永久追放”だ。

(関東学生アメフト連盟・森本啓司 専務理事)
「本件に関する内田氏の発言は自身の関与に関連するものに
 関しては全てに信用性がない」

関東学連が認定した
内田前監督の“ウソ”とは。


(宮川泰介選手)
「(監督に直接)『相手のQBをつぶしに行くので使ってください』と伝えました。
 監督からは『やらなきゃ意味ないよ』と言われました」

20歳の学生が顔と実名を公表して行った 記者会見。

その翌日、
内田前監督は会見で。

(内田前監督会見)
♪「彼が何を言っているのか正直わかりませんでした。
 私、そのお言葉、本当に申し訳ありませんが、言ってないと思います」

指示を巡り、食い違う両者の言い分。
しかし関東学連は…

(関東学生アメフト連盟・森本啓司 専務理事)
「約20名の関係者から話を聞いた。
 ほぼ当該選手の記者会見の内容と一致していたということです」

宮川選手の証言が正しいと認定した。

問題のプレーが起きた時、
内田前監督は、宮川選手の方を見ていなかったとも話していたが…

関東学連が行った聞き取り調査では…

(内田氏への聞き取り)
「インカムを落としてしまって見ていない」

だが実際の映像を見ると…

内田前監督らしき人物がボールの動きを追うことなく、
タックルの方向を見ているように見える。
インカムを拾う動作も確認できない。

これらの事実から関東学連は内田前監督の話は虚偽と判断した。



調査では内田前監督の独裁的な指導体制も浮き彫りとなった。

(関東学生アメフト連盟・森本啓司 専務理事)
「ひたすら厳しい練習を課し、時に理不尽とも言える要求をして精神的にも
 圧力をかける。選手の間ではこの対象者を“ハマる”と呼んでいました」

選手たちの間で「ハマる」と呼ばれていた内田前監督の指導方法。
今年の春にハマってしまったのが宮川選手だった。

(記者)
「宮川君はハマったと思った?」

(現役の日大アメフト部員)
「そうですね。ハマった感じ」

井上前コーチも、輪をかけて厳しく
指導するようになったという。


精神的に追い込まれ“悪質タックル”を行った宮川選手にも処分が下った。

(関東学生アメフト連盟・森本啓司 専務理事)
「当該選手(宮川選手)につきましては公式試合出場停止。
 こちらに関しては“但し書き”がつきます」

反省文を提出し、面談した上で、
連盟が認めれば、処分は解除されるという。


その宮川選手のチームメイトは今週“選手一同の思い”として声明文を発表した。

(日大選手たちの声明文)
「大切な仲間であるチームメイトが
 とても追い詰められた状態になっていたにも関わらず、
 手助けすることができなかった“私たちの責任はとても重い”と考えています。
 私たちは監督やコーチに頼り切りになり、
 その指示に盲目的に従ってきました」

部の指導体制を含め
日大アメフト部が生まれ変わったと認められた時には、
再び宮川選手と一緒にプレーが 
できることを願っているとつづられていた。


一方、ケガをした関学の選手の父親が
昨日、自身のフェイスブックを更新した。

(関学の選手の父のフェイスブック)
「宮川選手との間で、双方の代理人を通じて
 示談が成立することになりました
 宮川選手の今後の人生を応援したいと思います。」

公開された示談書には
「宮川選手が刑事処分を受けることを望まず、
捜査機関などにその旨を上申する」と書かれていた。


問題への対応が後手に回ってしまった日本大学。

未だ公の場に姿を見せていないのが
日大トップ・田中英壽理事長だ。

きのうの会見でも、理事長の説明責任を問う質問が相次いだ。

(記者)
「理事長が出ていないのは?」

(大塚吉兵衛 学長)
「第三者委員会にお任せしておりますから、
 その折には理事長からお答えいただくことになると思います」

第三者委員会は、来月中には結論を出したいとしているが
そのとき、田中理事長は何を語るのだろうか。

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