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2018/05/26

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なぜ・・・?米朝首脳会談中止の波紋

世界中を驚かせた米朝首脳会談の中止。
開催予定日の6月12日まで20日を切っていた。

トランプ大統領)
「私はシンガポールでの米朝首脳会談を中止することを決断した」
「これは北朝鮮、世界にとって大きな後退だ」

米朝は対話ムードから一転、再び緊張状態に戻るのか。

(トランプ大統領)
「北朝鮮次第だが、我々はかつてない準備をしている」

トランプ大統領は、
北朝鮮に対し、最大限の圧力を継続するとともに、
挑発行為に備えて、軍事態勢を整えるよう指示したことを明らかにした。

中止を決断した理由について、
おととい、金委員長に宛てた書簡では

(トランプ大統領の書簡)
「北朝鮮が最近の声明で示した凄まじい怒りと
 むき出しの敵意を受けて会談は不適切だと感じた」

北朝鮮はこの2週間、挑発的な言動をエスカレートさせていた。
    
先週、金桂官第1外務次官は、談話で…

(金桂官第1外務次官の談話)
「一方的な核放棄だけ強要しようとするなら、
 首脳会談に応じるか<再考>するしかない」

この談話は、米韓の合同軍事演習や、“核の放棄後に見返りを与える”という
「リビア方式」を主張するボルトン大統領補佐官に反発する形で出されたものだ。
さらに北朝鮮は、その日予定されていた、南北閣僚級会談を急きょ中止した。

ただトランプ大統領はその後、
「リビア方式」を適用しないと発言、「体制の保証」を約束するなど、
会談実現に向けて譲歩する姿勢を見せていた。

ところが、今度は、対米交渉を担当してきた崔善姫外務次官が、
ペンス副大統領による“北朝鮮が完全な非核化に応じない場合
(政権崩壊した)リビアのようになるだけだ”
という発言を非難する談話を発表。

(崔善姫外務次官の談話)
「米国は我々と会談の場で会うか<核対核>の対決の場で会うかは
 米国の決心と行動にかかっている」

一連の北朝鮮の言動に、トランプ大統領は、強い不信感をあらわにした。

(トランプ大統領)
「アメリカが求める条件が満たさなければ会談は開かれない。
 世界にとって素晴らしい会談になるが、会談は後になるかも知れない」

会談の「中止」や「延期」の可能性にも言及していた。
また、非核化について、北朝鮮が求めている、
見返りを得ながら段階的に進める"案を否定。

(トランプ大統領)
「一括で進めるのが断然良い物理的な理由があるにしても短期間でだ」

そして、おととい
「非核化」の時期や方法について、
米朝間の隔たりが埋まらない中、会談の中止が発表された。

これを受け、きのう、
北朝鮮の国営メディアは金桂官第1外務次官の談話を発表。

(金桂官第1外務次官)
「突然一方的に会談の取り消しを発表したことは予想外で大変遺憾」
「寛大で開かれた心でアメリカ側に時間と機会を与える用意がある」

会談中止の判断を考え直すよう呼びかけた。

(金桂官第1外務次官の談話)
「トランプ大統領のこれまでの努力を内心ずっと高く評価してきた」
「いつでもどのような方法でも向かい合う」
      
安倍総理は…

(安倍首相)
♪「今回、米朝首脳会談が実施されなくなったことは、
 残念ではあるが、今回のトランプ大統領の判断を尊重し、支持する」

会談の中止は、
北朝鮮のプンゲリにある核実験場の爆破が行われた日に発表された。

おととい、北朝鮮は、核実験に使ってきた、
3か所の坑道や観測施設などを次々に爆破。

核実験場の廃棄を公開することで、
非核化に前向きな姿勢をアピールする狙いがある。
ただ、専門家を立ち会わせなかったことから、
核開発の実態解明には、ほど遠いという指摘も。

(龍谷大学 李相哲 教授)
「核実験場は今 勝手に破壊してはダメなんです。
 専門家が査察してはじめて、どんな実験をしたか検証した後
 爆破しなければならない。
 しかし北朝鮮は急いで爆破しようとした。
 これは国際社会の要求とは全く違います。
 国際社会が北朝鮮に必ず約束してもらわないといけないのは
 我々が見たいところを任意でいつでも見られるようにしてほしい」

トランプ大統領は、金委員長にこう呼び掛けた。

(トランプ大統領)
「金正恩が建設的な対話に関与することを決断をする時を私は待っている」

北朝鮮情勢は、再び緊迫の度を増すのか。
このあとアメリカの狙いや、北朝鮮の思惑について専門家とともに分析する。

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