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2018/05/12

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米朝首脳会談前に・・・日米韓会談 日本の役割は?

勇ましい音楽と映画のように凝った編集。
トランプ大統領のツイッターに投稿された動画だ。

おととい、ワシントン郊外の空軍基地。
北朝鮮に拘束されていた、アメリカ人3人が解放され、帰国を果たした。
3人が出した声明では―

<解放された3人の声明>
「我々を家に帰してくれたアメリカ政府とトランプ大統領に深い感謝を表したい」

未明にもかかわらず、トランプ大統領は夫人とともに出迎えた。

(トランプ大統領)
「この素晴らしい3人を解放することは、我々にとって重要な目標だった
 ポンペオ国務長官は素晴らしい仕事をした」

ポンペオ国務長官は
およそ1か月前の極秘訪朝に続き、今週も電撃訪朝。

朝鮮中央テレビによると、
金委員長との会談の際、アメリカ側から「新しい提案」があったという。

(朝鮮中央テレビ おととい)
「敬愛する最高指導者同志はトランプ大統領の口頭メッセージを伝え聞き
 大統領が”新しい代案”を持って対話を通じた問題解決に
 深い関心を持っていることに対して高く評価し感謝を伝えました」

ただ「新しい提案」の内容は明らかにされていない。

そしてポンペオ国務長官は、会談後、3人を連れ帰国。
その日のうちに史上初の米朝首脳会談が、
来月12日、シンガポールで行われることが発表された。
米朝双方と国交があり、比較的中立であることが決め手となった。

(トランプ大統領)
「6月12日にシンガポールで金委員長と会い、世界の平和を追求する。
 とても大きな成功になると思う」

また、大統領は金委員長が3人を解放したことを高く評価した上でー

(トランプ大統領)
「アメリカは北朝鮮に見返りを与えていない」

自らの外交成果をアピールした。

安倍総理は、おととい、トランプ大統領との電話会談で祝意を伝えた。

(安倍首相 おととい)
「今回、3名の拘束されていた米国人が解放されました。 
 拉致問題、残念ながらまだ多くの方々が北朝鮮に取り残されたままであります。
 この問題の解決のために全力を尽くしていきたいと考えています」

拉致被害者の家族からは、日本政府に対し―。

(横田めぐみさんの母親・横田早紀江さん・82歳)
「最終的には日本の政府が日朝会談をきちっとやっていただいて
 (拉致被害者を)親元に返すべきだとはっきりと北朝鮮に伝えていただきたい」

米朝首脳会談まで1か月。
各国による駆け引きが激しさを増している。

ポンペオ国務長官の訪朝前日、
金委員長は中国の大連を訪れ、習主席とおよそ1か月ぶりに会談。
一時、互いに激しい批判を繰り広げたとは思えない蜜月ぶりをアピールした。

背景に、双方の焦りがあるとの指摘が。

(中国情勢に詳しい
 神田外語大学・興梠一郎 教授)
「最近 アメリカが米朝会談を控えて
 かなりハードルを上げてきていて
 大量破壊兵器を廃棄しろとか人権問題などを突いているので
 かなりプレッシャーを北朝鮮は感じていた。
 北朝鮮としても中国を使って アメリカと有利な交渉をやろうと
 中国としても気が付いてみると北朝鮮問題が
 これだけ早いスピードで米朝が急接近して
 頭越しで進んでいるのを見て何とか挽回しなくてはいけないと」

この会談の後、習主席は、トランプ大統領と電話で会談。
「米朝が段階的に行動し、北朝鮮側の懸念を考慮した解決を望む」と
釘を指したという。

南北が合意した板門店宣言には、
「完全な非核化」を目標とすることが盛り込まれた。
しかし具体的な方法や期限については、米朝の間で隔たりがある。
北朝鮮が求めているのは「段階的で同時並行的な措置」。
核を徐々に放棄する見返りに、経済制裁の緩和を同時に進めるというもの。
一方、アメリカは非核化を達成するまで、経済的な見返りを与えないとしている。

首脳会談に向け、米朝がぎりぎりの詰めの作業を行う中、
日・中・韓の首脳が2年半ぶりに顔を合わせた。

(安倍首相)
「北朝鮮が具体的な行動をとるよう
 日中韓が国際社会とも連携し、強く求めていかなければなりません」

最大のテーマは、北朝鮮の非核化だ。
足並みを揃えたいところだが、温度差が浮き彫りに。

(中国・李首相)
「中国は終始 建設的な役割を果たしていきたい」

(韓国 文大統領)
「南北関係の改善が朝鮮半島のみならず
 地域と平和と繁栄に重要との認識をともにした」

日本は、アメリカ同様、
「北が核を放棄するまで、制裁を緩和すべきではない」との立場だ。
しかし中国と韓国は、対話による解決を重視。
その結果、3か国の宣言には、
日本が求めていた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」という言葉が入らなかった。
中韓が北朝鮮を刺激することに反対したためと見られている。

こうした中、日本が果たすべき役割について専門家はー。

(中国情勢に詳しい
 神田外語大学 興梠一郎 教授)
「北朝鮮の経済をどうやって立て直すかとなった時、
 日本の援助が非常に重要になってくる
 (北朝鮮経済を)韓国だけでは支えきれない。
 じゃあ中国が支えるかというと中国も国内経済は
 結構かなりいろいろな問題を抱えているので
 日本が出ない限り(対北政策は)難しい」

刻一刻と目まぐるしく変化する、北朝鮮情勢。
核、ミサイル、そして拉致問題をどう解決に導くのか。
”安倍外交”は正念場を迎えている。

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