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2018/05/05

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長崎・熊本 潜伏キリシタンが世界遺産へ 

12の遺産の1つ熊本・天草市の崎津集落。
キリシタンたちが身をひそめ暮らした場所だ。

そして、美しい棚田が広がる
長崎の春日集落でも密かに信仰が続いていた。

今回の関連遺産の大半が集落。
200年以上続いた禁教期においても
信仰を続けたキリシタンたちの生活ぶりなどを今に残すからだ。

こうした場所でどんな過酷な歴史が生まれたのか。

遠藤周作の小説を原作とした映画「沈黙・サイレンス」。
幕府を脅かす存在としてキリスト教が弾圧されていた江戸時代、
ポルトガルから来日した宣教師の目線で、
キリシタンの実情を描き出した。

幕府は踏絵やキリスト像に唾をはかせることで、
潜伏キリシタンをあぶり出し棄教を迫り、拒否する者は容赦なく処刑した。

長崎・熊本の関連遺産は、
こうした弾圧の中でも信仰を続けた
キリシタンの文化的伝統の証拠と評価された。

ただ、ここまでには紆余曲折が。

もともとは「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として、
教会のある街並みを押し出し、世界遺産登録を目指していたが、
2016年にイコモスは価値証明が不十分と政府に報告。

その一方で、助言と支援ができるとし、
長崎県と異例のアドバイザー契約を締結。

助言を受け長崎県は、
禁教期のキリシタンをクローズアップするようにし、
名称変更や対象エリアの絞り込みを行ったのだ。

また、ことし4月には
日本最古のキリスト教会・大浦天主堂の敷地内に「キリシタン博物館」を建設。
そうした取り組みの結果、今回の朗報が。

(世界遺産アカデミー 宮澤光主任研究員)
「(当初は)教会を世界遺産にしたいということで
 教会を中心に世界遺産の価値をつけていったが、
 それではストーリーがよくわからない
 教会にスポットをあてるよりも 
 周りの集落、どのようにどこでどのように信仰を守り続けたのかということを
 中心に据えた内容になった。
 そこに焦点をあて直したのが良かった」

(出津修道院 赤窄須美子 シスター)
「宗教者ですので潜伏キリシタンが命を懸けて守り通してきた信仰、
 神様の思いを具体的に伝えた神父の心が伝わっていくと嬉しい」

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