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2018/05/05

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米朝首脳会談を前に 各国の駆け引き激化

安倍総理は今週、
韓国の文在寅大統領と電話で会談。

(安倍首相)
「(文大統領から)拉致問題について
 そして日朝関係について
 金正恩委員長に私の考えを伝えたという話がありました」

南北首脳会談で拉致問題が言及されたことを明らかにした。
さらに金委員長は、「いつでも日本と対話する用意がある」と述べたという。
安倍総理は、文大統領に感謝するとともに、こう伝えた。

(安倍首相
「日本も北朝鮮と対話する機会を用意する。
 必要ならば文大統領の協力をお願いする」

(文大統領)
「喜んで橋渡しをする」

(記者)
「日朝首脳会談の早期実現も視野に対応を検討していくのか?」
(安倍首相)
「日朝平壌宣言に基づいて拉致、核、ミサイルの諸懸案を包括的に解決し、
 北朝鮮との間でその不幸な過去を清算して、
 国交の正常化を目指していくということ。
 この目標に向けて最大限の努力を積み重ねていく考えです」

終始、融和ムードを演出した南北首脳会談。
今週、具体的な動きが。

韓国は火曜日、軍事境界線付近にある拡声器の撤去を開始。
これまで韓国の歌謡曲を大音量で流すなどして心理戦を展開してきたが、
会談で「敵対行為の中止」に合意したためだ。

また3年前、韓国より30分遅く設定した北朝鮮の標準時間を
きょうから韓国と同じ時間に。
金委員長が「心が痛む」として時差を戻すことを申し出たという。

スポーツでも融和の動きが。

スウェーデンで開催中の卓球の世界選手権。
おととい、韓国と北朝鮮の女子チームが準々決勝で対決するはずだった。

ところが。

(アナウンス)
「現在の政治的状況を踏まえてお互いに競合することをやめる決断をしました」

急遽、合同チームが結成され
南北は戦わずして準決勝に進みメダルを手にした。

南北の融和ムードが先行する中、
核、ミサイル、そして拉致問題をどう解決していくのか。

次の舞台は、米朝首脳会談だ。

(トランプ大統領)
「(金委員長と)3、4週間以内に会うだろう
 北朝鮮の非核化についてだ。非核化だ」

では、その場所は?

(トランプ大統領)
「板門店の可能性について話し合っている。平和の家、自由の家、非常に興味深い。
 その可能性が高い」

これまでシンガポールなどが有力視されてきたが、
ここに来て板門店が急浮上。

さらにツイッターで、北朝鮮に拘束されている
アメリカ人解放に向けた交渉が進展していることを示唆した。

(聴衆)
「ノーベル賞 ノーベル賞」

(トランプ大統領)
「とってもいいね、ありがとう 
 ノーベル賞ね 私は自分の仕事をやり遂げたいだけだ」

共和党議員18人は
早くも来年のノーベル平和賞の候補として
トランプ大統領を推薦する書簡をノーベル賞委員会に送った。

そのトランプ大統領、
イギリスのブックメーカーの予想では、2位。
1位は、金委員長と文大統領の同時受賞だ。
もし文大統領が受賞すれば、2000年の金大中元大統領に続き、
韓国で2人目となるが―。

(高永チョル氏)
「偽装平和攻勢にまた韓国が騙される可能性が高い」

韓国の国防省で長年、
北朝鮮の動向を分析してきた高永チョル氏はこう警鐘を鳴らす。

(元韓国国防省 北朝鮮分析官
拓殖大学主任研究員 高永チョル氏)
「金大中大統領がノーベル平和賞もらったが
 背景には北朝鮮の金正日総書記と南北首脳会談を実現するために
 5億ドルを北朝鮮に提供して 
 それが北朝鮮の核兵器 弾道ミサイル開発に相当流れたと
 その後2007年 盧武鉉大統領も
 南北首脳会談を実現するために一億ドルを提供したと
 これまでの南北首脳会談2回も騙された。失敗に終わった。
 そういう先例、前例がありますから今回も悪循環の繰り返しではないか」

過去の失敗があるからか、日米には、慎重な姿勢も。

(河野外相)
「北朝鮮のCVID(完全かつ検証可能で不可逆的な核廃棄)に向けての
 具体的な行動が大事であるということと
 最大限の圧力を維持していくという方針について何ら日米間に違いはございません」

アメリカのボルトン大統領補佐官は「非核化」の方法についてー

(ボルトン大統領補佐官) 
「我々は<リビア方式>を念頭に置いている
 米朝首脳会談で北朝鮮が核放棄の決断の証拠を示すか、試すことになる」

<リビア方式>とは?

(元韓国国防省 北朝鮮分析官
 拓殖大学主任研究員 高永チョル氏)
「(北朝鮮が)これまで開発している核開発と
 大陸間弾道ミサイル
 その設計図まですべてアメリカに提供して
 核兵器を完璧に止める
 その見返りとして経済支援を受ける
 アメリカとリビアは25年間国交がなかったが
 (リビアが)国連の検証査察も全部受けたわけです
 国交正常化ができて完璧な核兵器の廃棄ができた」

米朝首脳会談を前に
影響力を確保しようとする各国の駆け引きが激しさを増している。

中国の王毅外相は、おととい、平壌で金委員長と会談。
板門店宣言の支持を表明し
金委員長は中国と「戦略的な意思疎通を強めたい」と述べたという。

ロシアのプーチン大統領は韓国の文大統領と電話で会談、
南北会談を「朝鮮半島に確固たる平和を構築する基盤になる」と評価し、
6月にロシアを訪問するよう打診した。

安倍総理は、きのう、中国の習主席と初めて電話で会談。
来週、東京で開かれる日中韓のトップ会談を控え、
緊密に連携していくことで一致した。

各国の思惑が渦巻く北朝鮮情勢。
拉致問題を”政治家の原点”と位置づける安倍総理は、どう動くのか。

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