ウェークアップ

毎週土曜 あさ8時〜

辛抱
ウェークアップ

NEWS

2018/04/21

NEWS01
NEWS02

財務省セクハラ問題 被害者はテレビ朝日の女性社員

セクハラや性被害を告発する「#ME TOO運動」。

そのうねりは日本にも…!?

(テレビ朝日 篠塚浩報道局長)
「録音内容の吟味と関係者からの事情聴取などを行った結果、
 セクハラ被害があったと判断しました。」

しかし…

(記者)
「セクハラ発言自体は認めない?」

(福田事務次官)
「それは違っています
 “全体として見ると”そういうこと(セクハラ)ではないということです」

真っ向から対立する両者の主張。
真相はどこに…。

始まりは先週、
週刊新潮が報じた福田事務次官の女性記者に対するセクハラ問題。

当初、麻生財務大臣は。

(麻生財務相)
「(福田事務次官も)十分な反省もあったと思っておりますので
 それ以上聞くつもりはございません」

報道直後、口頭注意のみで調査は行わないとしていた。

しかし、その翌日、
週刊新潮が新たに音声データを公開。

(福田事務次官)
「きょうね…きょうね…抱きしめていい?”」

(女性社員)
「だめです」

(福田事務次官)
「いやいや手を縛ってあげる」
「手を縛ってあげる 胸触っていい?」

(女性社員)
「だめですよ」

(福田事務次官)
「手縛っていい?」

(女性社員)
「そういうこと本当やめてください」

そして今週、
財務省は調査について発表。
その中で、福田事務次官は
セクハラ発言を全面的に否定した。
 
さらに、財務省は、事実関係を調査する名目で
被害者とされる女性記者に対し、名乗り出るよう求めた。

この”異例の調査方法”には批判が続出。

(希望の党 柚木議員)
「こんなアンフェアなことをやって
 こういう調査手法で
 国民の信頼回復ができるとお考えですか」

(麻生財務相)
「協力を依頼しているんであって
 圧力に感じるかどうか存じませんけれども、
 少なくとも“匿名でも結構”。
 少なくとも名乗り出る方がいないとなると
 加害者の方の一方的な話だけになっているのが現状」

身内の閣僚からも。

(野田聖子総務相)
「セクハラの被害者の方は、そのこと自身、
 家族にも相談できないというのが現実です。
 被害者の立場に立てば高いハードルであることをぜひ財務省の方にも
 ご理解いただきたい」

そんな中、福田氏は突如、財務次官を辞任すると表明した。
しかし。

(福田事務次官)
「男性を中心に会合をもってることはあります。
 ごく少人数、1対1で会合を持つことはもちろんあります。
 ただし、あそこに書かれているような、
 あーんな発言をしたことはありません」

辞任の理由はあくまで
職責を全うできないことで、セクハラ発言は、改めて否定。
また音声が自身の声かどうかは“わからない”と繰り返した。

(福田事務次官)
「自分の声というのは自分の体を通じて聞くので、
 私はずっと録音された声が自分のものかどうかはよくわからないんで」

時折、笑みを浮かべ
余裕さえ感じさせていた福田事務次官。しかし…
 
(テレビ朝日 篠塚浩報道局長)
「女性社員は精神的に大きなショックを受け、
 セクハラ行為について事実を曖昧にしてはならないという思いを持っています
 当社は福田氏による当社社員を傷つける数々の行為と
 その後の対応について財務省に対して正式に抗議をする予定です」

テレビ朝日がその直後緊急会見を開き、
被害を受けたとされる女性は
自社の女性社員であると明らかにした。

テレビ朝日によると
女性社員は1年半ほど前から福田事務次官との会食で
度々セクハラ発言を受け、身を守るために録音を始めた。

上司にセクハラの事実を報道すべきと相談したが
「本人が特定され二次被害が心配される」ことなどを理由に
報道は難しいと断られた。
このままでは被害が
黙認されてしまうとの強い思いから
音声データの一部を週刊新潮に提供したという。

(テレビ朝日 篠塚浩報道局長)
「当社社員が取材活動で得た情報を第三者(週刊新潮)に
 渡したことは報道機関ついて不適切な行為であり遺憾に思っている」

(記者)
「御社がきちんと相談に真摯に受け止めて報道していれば
 こうはならなかったのではないか」

(テレビ朝日 篠塚浩報道局長)
「適切な対応ができなかったことに関しては深く反省しています。
 今後組織として情報共有に努めて適切な判断ができるようにしたい」


セクハラ発言は事実とする
テレビ朝日側に対し福田事務次官は…

(福田事務次官)
「あの、一部しかとってないでしょ。
 つまり、向こうがお話になってるところをとってないので、
 全体を見てくれと前から申し上げているのにっていうのはそういうの意味です」

(記者)
「セクハラ発言自体は認めない?」

(福田事務次官)
「それは違っています」

(記者)
「テレビ朝日の主張が違うと?」

(福田事務次官)
「はい、いやまあ、テレ朝がどういう調査をされたか知らんけど
 “全体として見ると”そういうこと(セクハラ)ではないということです」

改めてセクハラ発言を否定、両者の主張は対立したままだ。

その後、テレビ朝日は
財務省に抗議文を提出した。

これを受け麻生大臣は…

(麻生財務相)
「(抗議文は)”もう少し大きな字で書いてもらった方が
 見やすいな”と思った程度に見ましたけど、
 会社として正式な抗議ということですから
 しっかりと受け止めなければならないので、
 まずはお話をきちんと伺っていく必要がある」

テレビ朝日の女性社員に弁護士を通じて話を聞く意向を示した。
しかし…

(麻生財務相)
「週刊誌で報道されている内容というものについては、
 事実かどうかまだ定かではありません。
 本人の声という感じ、私もしましたよ。
 しましたけれども、
 少なくても相手側の声が全然入ってません。
 (女性社員)名乗り出ておられるんですから、
 (音声に)本人の声入れてもおかしくないんじゃないかと思いますけど、
 それがどうして出てないのかよく分かりませんけど」

そして、自らの進退は「考えていない」と辞任を否定した。

一方、攻勢を強める野党は麻生大臣の辞任などを求め、
きのうから全ての国会審議を拒否。
週明け23日に予定していた安倍総理出席の集中審議も開催見送りが決まった。

緊急事態の財務省。
混乱の代償はあまりにも大きい。

BACK NUMBER

btnTop