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2018/04/14

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人ごとではない…大分・中津市耶馬渓で土砂崩れ

<ウェークアップ!ぷらす 平村香月>
「土砂崩れの発生から50時間以上経った現場です。
 今も直径2~3メートルはある大きな岩が散乱していて、
 自衛隊が岩を砕いて撤去するなど、懸命な捜索が続いています」

 570人態勢(4月13日15時現在)で夜を徹し続けられている捜索…。
      
 突然、土砂が崩れたのは、水曜日の午前3時40分ごろ。
 住宅の裏山が幅およそ200メートル、
 長さおよそ240メートルに渡り崩れ落ちた。

<直前に逃げ出した住民>
「ごろーんっていったりばらばらっていったり、石やら土やら一緒に流れてきて」

 巻き込まれたのは21歳から90歳まで4世帯6人。

 土砂が崩れ落ちた原因は何なのか…
 現場付近では今月7日以降、目立った雨は観測されていない。

 しかし!専門家が指摘するのは、水。

<京都大学防災研空所・斜面災害研究センター 釜井俊孝センター長>
「しっかりした地層の上に、火山由来の溶結凝灰岩がたまっている。
 で、地下水がよくたまる。たまった地下水はどこに行くかと言うと、
 下のしっかりした地層との間付近にたまっているわけです。
 そこに長い間たまっていると、風化してしまう。
 つまり固い層の間にやわらかい層が出来てしまう。そのことが問題」

 現場は、固い地層の上に火山の噴出物などで出来た層が重なる場所。
 火山噴出物の層は、雨水などを通しやすく固い地層との間に水がたまり、
 崩れやすくなっていたと考えられる。

<ウェークアップ!ぷらす 平村香月>
「この現場付近は大分県の土砂災害特別警戒区域に指定され、
 万が一の場合に備えた避難計画などが策定されていました」

 住民に危険が及ぶ恐れがあるとして自治体が指定するのが、土砂災害特別警戒区域。
 指定されれば、開発行為に一定の制限がかかり建築物の構造も規制される。

 現在全国で36万か所が指定され、都市部にも数多く存在する。
 今回の土砂崩れは、決して人ごとではないのだ。
 万が一の場合、どうすれば…。

<京都大学防災研空所・斜面災害研究センター 釜井俊孝センター長>
「前兆現象は現地に行けば当該斜面に上って行ってそこを見れば
 多分無数にあったと思います。
 小さな石が落ちてくるとか、音がするとか…」

 今回の土砂崩れの現場付近でも、住民たちは“前兆”を感じていた。

<現場付近に住む住人>
「2~3日前から小石が落ちてなんか地鳴りがあったって話を聞いたけどね」

<京都大学防災研空所・斜面災害研究センター 釜井俊孝センター長>
「異常に気づいたら、非難していただく。
 常に自分が住んでいる地域の斜面に注意を払ってもらいたい」

 人ごとでは済まない今回の土砂崩れ。
 発生から丸3日、懸命の捜索活動が続く。

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