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2018/04/14

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熊本地震で自宅が全壊した被災者の2年間の記録・現在残る問題は?

 きのう、益城町では
    地鎮祭が行われていた。

「家が建ったら
 どんな家にしたいですか?」
(東浩一さん)
「帰りたい家です」
「家族がそろう家、そろった家」

 2年前、この町で被災した
          東浩一さん。
 益城町に新たな土地を買い、
ようやく、自宅を再建する日を
          迎えたのだ。

(山本アナ)
「前に住んでいた土地に
 戻ることは?」
(東さん)
「(地震から)半年ぐらいまでは
 元の場所と思っていた。
 再建してあんな揺れは
 もう来ないだろうが
 また揺れを経験したくない
 という気持ちが出てきた」

 2年前の4月14日、
        夜9時半ごろ。
 熊本を震度7の揺れが襲った。

 東さんの自宅も
    大きな被害を受けた。
 翌日の取材では。

(東さん)
「朝はこうではなかった」
「あんまりそこにいたら
 落ちてすよ」

 まだかろうじて
家は建っていたのだが、
      その翌日の未明。

(記者)
「また大きく揺れています。
 1時46分、
 大きく揺れています。
 地響き、ご覧ください。
 瓦などが落ちてきています。
 非常に危ないです。危険です。
 大きく揺れています」

 再び震度7に襲われ自宅は全壊。
 少しでも思い出の品を
      持ち帰りたい思いで
後片付けをする
    東さん夫妻の姿があった。

 地震直後の避難生活。
 知り合いの家を泊まり歩き
避難所の駐車場で
      寝泊まりすることも。

 熊本県が民間から借り上げた
みなし仮設住宅に
    入居できたときには
地震からひと月半が経過していた。

 地鎮祭を終え
8月には新居に移る東さんだが、
不安も。

(東さん)
「私たちも50歳過ぎて
 住宅ローンもそうだし
 土地からというと
 結構な金額になったので
 半分は不安も期待もあります」

 仮設住宅で暮らせるのは
          原則2年。
 しかし今でも
3万8千人以上が
     仮設で暮らしている。
 ピークは
去年5月で4万8千人近く。
 仮設の期限は1年延長されたが
まだピーク時の
4分の3以上の被災者が
仮設での生活を
   余儀なくされているのだ。

(山本アナ)
「間もなく仮設住宅の
 期限が来ますがどうしますか」
(住民)
「我が家は小さい家を建てます」
「元の所にね」
「断層があると家が
 建てられないのでよほど
 杭を打たないと。
 そういう人も中に入る。
 その分が何百万円もかかる」
(住民)
「うちも基礎をしてから
 3か月間そのままです。
 大工さん待ちになった。
 やはり業者さんが
 不足していたり
 みんなそうです。どこでも」
「来られても大工さんは
 一人でされていたりして
 やはり4か月も5か月も
 かかると言われています」

 地元の建設会社で働く大工に
遅れている理由を聞いてみると。

(地元の大工)
 「どこのハウスメーカーも
 大工が足りないと言ってるけど
 (現場を)掛け持ちで
 少しお客さんに迷惑を
 かけるけど、
 そうやっていかなければ 
 作業が進まない感じ」

 一方で仮設での生活を
   選ばなかった被災者もいる。
 増永さん夫妻の自宅は全壊。
 300万円の支援金で
   跡地に簡易の小屋を建てた。

(増永信喜さん)
「もうここで十分。
 もう金もないしな。
 銀行からこの土地を担保して
 借りる方法もあるけれど
 もう借金までして…
 もう死に場所。
 これは一番に決めたこと」

 被災者それぞれの選択。
 あの日から2年、
益城町では
さまざまな変化もみられる。

(山本アナ)
「2年前に発生した地震によって
 こちらの畑、断層がずれまして
 長い亀裂が走りました。
 現在畑は綺麗に
 整備されていますが、
 畑の仕切りを見てみますと、
 当時断層がズレていたと
 いうことがわかる光景が
 広がっています」

 町の真下にあった断層。
 亀裂が入った畑では
   キャベツ作りが始まった。

 熊本県内で最大の避難所だった
       益城町総合体育館。
 建て替えが決まり
    今は更地となっている。

 8月には自宅が
完成する予定の東さん。
 元の生活を取り戻すために
震災直後から2年計画を
      立てていたという。
(東さん)
「もうすこし早く進んでいくと
 思っていたんです。
 だから2年という計画。
 2年でどうなるかなと
 思っていた」
「何もない状態から今からが
 スタートだと思う。
 今からがスタートですね」

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