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2018/03/31

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金委員長が電撃訪中 その狙いは

中国で熱烈な歓迎を受ける北朝鮮の金正恩委員長。

(金委員長)
「初の外国訪問が中国の首都となったことは当然だ」

習近平国家主席夫妻との記念撮影では
初めての海外訪問に緊張したのか表情が硬い。

(金委員長)
「電撃的な訪問の提案を快く受け入れてくれた」

首脳会談では真剣にメモを取る姿も。
よほど重要な内容だったのか?
それとも習主席に敬意を表したのか?

(金委員長)
「切迫した朝鮮半島情勢の問題をはじめとする
 重要な懸案について深みのある意見を交わした」

いったい二国間で何が話されたのか?
電撃的に中国を訪問した金委員長の狙いは。

(記者)
「今、北朝鮮から来たと見られる列車が
 北京市内を通過していきます」

今週月曜日。金委員長の訪問をNNNのカメラが独自に捉えていた。

(記者)
「住宅側から駅のホームが見えないように巨大な覆いで隠されています」

厳戒態勢の中、行われた中国訪問は
金委員長の帰国後、明らかにされた。

おととい、朝鮮中央テレビは
金委員長の中国訪問を40分かけて放送した。

北朝鮮側のカメラが全行程を細部に渡り記録。
北京の町中を移動する際には
多数の白バイが同行し夕食会では中朝友好の歴史を強調する映像が流された。

(KCTV)
「先代領袖たちの革命の生涯と業績を振り返り、
 参加者たちは感銘を禁じ得ませんでした。」

朝鮮中央テレビでは
中国が金委員長を国賓級の扱いでもてなしたことを強調した。
一方、その前日には中国の公営放送が首脳会談の様子を放送したが
選んだ映像や内容に違いが。

(中国国営放送)
「金(正恩朝鮮労働党)委員長が3月25日から28日まで
 我が国に非公式に訪問を行いました」

中国のニュースでは、金委員長と習主席が並んで歩くところからはじまる。
隣には、金委員長の妻、李雪主夫人の姿も。

(李雪主夫人)
「お会い出来てうれしいです」
(金正恩委員長)
「お会い出来てうれしいです」

中国側の発表によると
首脳会談ではこんなやりとりがあったという。

(金委員長)
「我々が朝鮮半島の非核化に力を入れるのは変わらない立場だ
 アメリカ側と対話して米朝首脳会談を行いたい」

(習近平主席)
「北朝鮮の重要な努力を賞賛します
 中国は半島問題において引き続き建設的役割を果たしたい」

会談中、温和な表情で話す習近平主席とは対照的に金委員長に笑顔は少なく
真剣にメモをとる姿も映し出された。
今まで見たことがない映像だ。

しかし、同じ内容を伝えているはずの朝鮮中央テレビでは。

金委員長がメモを取る姿はない。
逆に中国側の出席者がメモを取る様子を放送。
また、中国側が伝えた「朝鮮半島の非核化」などについては触れられていない。

朝鮮戦争以来“血で結ばれた同盟”関係にあった中国と北朝鮮。

しかし、北朝鮮の核・ミサイル開発を巡り両国の関係は冷え込んでいた。

去年5月には。

(労働新聞)
「中国はこれ以上無謀に私たちの我慢の限界を試すべきではない」

にもかかわらず、今回、北朝鮮が関係改善に舵を切ったのは
南北首脳会談や米朝首脳会談に臨むにあたり、
中国の後ろ盾を得たい狙いがあったとみられる。

トランプ大統領は中朝会談の後
習主席から連絡を受けたとツイッターで明かした。


(トランプ大統領のツイッター)
「昨夜、中国の習近平国家主席から金正恩との会談は非常に上手くいき、
 金委員長は私との会談を楽しみにしているとのメッセージを受けとった。
 しかしその間にも(=米朝会談までの間にも)
 残念ながら最大限の制裁と圧力は何としても維持されなくてはならない」

アメリカは制裁と圧力を続けることを明言した。

(サンダース報道官)
「金委員長はこの会談のために北朝鮮の指導者になって初めて国を離れた。
 これは最大限の圧力をかける取り組みが機能している
 前向きな兆候だと考えている」

そしてトランプ大統領は来月、南北首脳会談を行う韓国に。

(トランプ大統領
 「北朝鮮と取引ができるまで米韓FTAの合意を延期するかも知れない。
 なぜなら非常に強力なカードになるからだ」

トランプ大統領は一度合意した韓国とのFTA=自由貿易協定の延期をほのめかした。
北朝鮮の非核化を韓国が強く働きかけるよう、促す狙いがあるとみられる。

その南北首脳会談の正式な日程が4月27日に決まった。
場所は軍事境界線がある板門店の韓国側の施設。
ここで北朝鮮の非核化について踏み込んだ話し合いができるのか注目が集まっている。

そして日本にとっては今後拉致問題解決に向けた進展があるのかどうかが
大きなポイントとなる。

(飯塚重雄さん)
「日本が置いてきぼりにされてしまう懸念はあります。
 絶対にそういうことがないように」

きのう拉致被害者の家族は
安倍総理に今こそ拉致被害者を取り返せる機会だとして決議書を手渡した。

(横田早紀江さん)
「今こそ、最後のチャンスだと思っておりますので
 総理よりトランプ大統領にもお話をしていただいて」

(安倍首相)
「大統領からは、
 安倍さんの言いたいことは良く分っている、という話があったところでございます。
 私も来月米国を訪問し、トランプ大統領と首脳会談を行い
 北朝鮮の問題についてしっかりと話をしていく予定でございます」


年明け以降、激しく動く朝鮮半島情勢。
今後、北朝鮮の非核化、そして拉致問題の解決につながっていくのだろうか。

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