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2017/12/23

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豊洲市場の開業日は来年10月11日! 市場の今を緊急取材

年内最後となる小池都知事の定例会見。

(小池都知事)
「新しい中核的な市場としての豊洲市場を
これから賑わいのある場所にしていきたい」

延期されていた市場移転。
ついに豊洲市場の開業日が来年10月11日に決まった。
東京都と協議を続けてきた市場関係者は。

(伊藤会長)
「知事の独断で宣言で(移転が)止まってしまったのがどうにもわからなかった。
 やっときたな、随分時間かかったというのは実感です」

(坂木キャスター)
「ついに移転日が決まった豊洲市場です。
 いったい中の準備は今、どれくらい整っているのでしょうか?」

開業日が決定した翌日の豊洲市場を取材。
まず案内されたのは市場の見学ルートだ。
最初に目にするのは。

(坂木キャスター)
「これなんですか」
(中央卸売市場・三宅雅崇施設整備課長)
「築地でこれまで扱ってきた最大のマグロの模型です」

市場で扱うマグロは年間およそ4万トン、600億円以上にのぼる。

新市場では、セリの様子を上から見下ろすことができる。

さらに。

(坂木キャスター)
「本当に間近で見ることができるんですね」
(三宅課長)
「仕切りが上の部分が売り場とつながっていますので」
「セリの声や活気ある雰囲気が直接感じられる」

現在の築地市場でもセリは連日、定員オーバーの観光客で大人気。
見学者がマグロに触ってしまうなどの
衛生面の課題も新市場では解消される。

マグロのセリ場の隣では他の水産物のセリが行われる。
築地市場の弱点だった温度管理を徹底するため外気は遮断される。

(三宅課長)
「反応して上がります」
(坂木キャスター)
「本当だ。すごい」

売買された水産物は一般道の下にある連絡通路を通って
水産仲卸売場へと運ばれる。

(三宅課長)
「こちらが水産の仲卸の売り場、店舗です」
(坂木キャスター)
「築地とだいぶん雰囲気が変わりますね」
(三宅課長)
「こちらは歩道といいますか、歩行者用の通路スペースです
 ターレー用のスペースと歩行者用のスペースを明確に分けております」

動線が狭かった築地市場に比べ安全性や利便性も高まった。

(小池都知事会見)
「豊洲新市場の移転については延期といたします」

当選1か月後、小池都知事は安全性や費用、
さらにその機能を見直すとして移転延期を決めた。

その後、計画にあった盛り土がされていなかったことや
地下ピットの汚水問題などが発覚。

(坂木キャスター)
「豊洲市場の地下にやってきました。
 この扉を開けてみますがこの中で豊洲市場の地下水の
 コントロールがされているんです」

地下水には環境基準を超える有害物質が含まれていたが、
地上部分の安全は東京都の市場問題プロジェクトチームによって既に確認されている。

現在、安全性を強化するための追加工事が急ピッチで進んでいるが
9件の工事の入札は不調が続き、
落札された8件の工事も当初の予定価格を5億円近く上回った。

そして移転にはもう一つの課題も。

(江東区長)
「はっきりと見通しを立てていただきたい」

豊洲市場を受け入れるはずの江東区で異論が噴出。
その理由は小池都知事の発言にあった。

<<<CM>>>

(坂木キャスター)
「移転日が決まった豊洲市場。
 こちらのそばには集客施設、
 千客万来の予定地があるんですが、このようにいまだに更地のままとなっています」

ホテルや温泉、そしてショッピングモールを備えた千客万来施設。
市場に賑わいをもたらすため来年8月にオープンするはずだった。
運営会社の万葉倶楽部はなぜ工事を止めたのか。

(小池都知事)
「『築地は守る、豊洲を活かす』ということを基本方針の1とさせていただきます。
 築地のブランド力と地域の魅力を一体化させた食のワンダーランドを作りたいと
 考えております」

豊洲からわずか2キロほどしか離れていない築地に作るという
食のワンダーランド。
観光客が二分される恐れがあるとして
「千客万来」の運営業者が計画にストップをかけたのだ。

江東区の区長は。

(江東区・山崎区長)
「豊洲新市場というのは市場機能と賑わい施設と一緒になって豊洲新市場なんだ。
 片一方がなければ豊洲新市場とは言えません」

江東区の反発を招いた背景を都議会議員に聞いた。

(音喜多都議)
「市場というのは基本的には一般の方が利用する施設ではなくて
 専門家の仲卸さん・卸さんが使う施設です。
 ですから一般の方から見れば利用もできないし騒音は増える渋滞も増える
 朝からずっと営業しているということで
 必ずしも快く思わない人がいるのは事実です。
 賑わい施設ができれば観光客も来ますし地元の方々もここにきてお金を落とす。
 地域の商店街にも影響がある。
 賑わい施設と市場はセットなんだというのは江東区民との約束でしたから
 履行されない限り市場は受け入れがたいという江東区の主張はまっとうなものだと
 思っています」

江東区にも千客万来の運営会社にも
小池都知事から具体的な説明は無いという。
江東区に市場受け入れを拒否する権限はないが、
このままでは地元に不満が残りそうだ。

(坂木キャスター)
「来年、移転する見通しとなった築地市場に来ました。
 年末の築地市場は、もう今年が見納めです」

2015年、当時の舛添都知事のもとで決められた開業日は
去年の11月7日だった。
計画通りなら新市場で2度目の正月を迎えるはずだった仲卸業者の心境は。

(仲卸業者・亀谷)
「正直言ってやっと移転なのかという感じ」

(仲卸業者・大芳)
「行ったことないところで商売するから不安はあります」

(仲卸業者・越虎)
「我々は商売するのに安全宣言は必要不可欠なので
 それを都知事から発信してもらって、
 いろんな風評や諸問題を払しょくしてもらって万全を期して移転できるなら
 10月が好ましいと思う」

開業日が決まった豊洲市場。
移転後、屋上は一般に開放され憩いの場となる。
向こう岸には建設中のオリンピックの選手村が見える。
そして。

(坂木キャスター)
「あちらが環状2号線が通る予定の豊洲大橋です。
 現在は工事車両が通っているのみで一般車両は通っておりません」

現在、豊洲市場から選手村を通り築地市場の手前まで橋と道路が出来ている。
移転後、築地市場の敷地内に道路を通すことで
選手村と都内の競技場とを結ぶ環状2号線が開通する。

市場移転後、2020年の東京オリンピックまでは2年弱。
すべての必要な工事を完了し大会を成功に導くことはできるのだろうか。

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