ウェークアップ

毎週土曜 あさ8時〜

辛抱
ウェークアップ

NEWS

2018/04/14

NEWS01

シリア巡り、アメリカは攻撃するのか?

(トランプ大統領のツイッター)
「ロシアはシリアに向けて発射された
 すべてのミサイルを撃ち落とすというが
 準備をしておけ。
 なぜならミサイルが行くからだ。」

今週火曜日、シリアの後ろ盾、
ロシアを過激なツィートでけん制したトランプ大統領。
今月に入り激しい内戦が続く
シリアの東グータ地区で、
政権軍の空爆により子供22人を含む市民82人が犠牲となった。
この攻撃で塩素ガスが使われた可能性が指摘されている。

この地区ではおよそ500人が呼吸困難や中枢神経系の症状で治療を受け、
43人が猛毒の化学物質により死亡したとWHO=世界保健機関が発表した。

今週開かれた国連の緊急安全保障理事会でも、
シリアのアサド政権を後押ししているロシアに対し
厳しい批判が浴びせられた。

(アメリカ ヘイリー国連大使)
「ロシアはシリアの子供たちの血にまみれた写真を見ても、
 何も感じないだろう。
 こんなことができるのは化け物だけだ」

アメリカのヘイリー国連大使は
「安保理が対応を失敗してもアメリカは対抗する用意がある」
と軍事行動も辞さない立場を表明。

これに対しロシア側は「化学兵器の使用は作り話であり
軍事措置の理由にすべきではない」と反発した。
こうした中、アメリカは既に動き出している。

(トランプ大統領の発言)
「我々は軍などと協議している。
 今後24時間から48時間以内に大きな決断をするだろう」

火曜日のこの発言からすでに48時間以上がした。
水曜日には
アメリカ海軍の空母打撃群が地中海に向け出航したという。

アメリカの動きに歩調を合わせるのがイギリスとフランスだ。

(イギリス閣議のコメント)
「イギリスは化学兵器の使用を見逃すことはできない。
 行動する必要がある」

イギリスでは軍事行動に踏み切るには議会の承認を得るのが慣例だが、
メイ首相は臨時閣議を開き対応を協議。
今回は内閣の承認のみで攻撃参加に踏み切る可能性が高いとの情報もある。

また、フランスのマクロン大統領は攻撃参加について
「最も効果的なタイミングで決定する」と述べた。

(サンダース報道官)
「すべての選択肢がテーブルの上にある。
 最終決定はなされていない」

おとといの会議で攻撃は決定されなかったが、
トランプ大統領は迅速な対抗措置をとる考えを強調した。

(トランプ大統領の発言)
「我々は更なる決断をしなければならない、
 かなりすぐになるだろう」

こうした動きに、シリアのアサド大統領は反発。
 国営メディアが
「テロ組織がでっちあげたウソに乗って、
 西側諸国がシリアを攻撃すると脅してきた」という
 アサド大統領のコメントを伝えアメリカなどを批判している。

今から1年前、アサド政権軍の化学兵器使用への対抗措置として、
シリアへの空爆を命令したトランプ大統領。
この時、アメリカ軍は巡航ミサイル59発をシリアに打ち込んでいる。

今回のシリア攻撃はどの程度の規模になるのか?
“影のCIA”とも呼ばれるアメリカの軍事シンクタンクは。

(STRATFORのリポート)
「シリアに対する米国主導の攻撃は、
 ダマスカスを抑止するだけでなく、
 化学兵器を使うシリア政府を無力化することを目的にする。
 しかし同盟国の支援を受けても、
 去年4月に米国が行った攻撃範囲から大きく逸脱することはないだろう」

しかし、今回の軍事行動は
去年とは比較にならないほど、危険だと話す専門家も。

(筑波大学 中村教授)
「状況は全く違う、アサド政府軍とロシア軍は一体化していて、
 アメリカが1発でもミサイルをシリアのどこかに落とせば
 ロシア軍に対する攻撃になる」

中村教授は、
「キューバ危機以降最も深刻で
 このままでは米露が直接対決することになってしまう」と言うが
これを回避するカギを握るのは実は日本だと強調する。

(筑波大学 中村逸郎教授)
「中東で米露対決になると円高になる。
 日米首脳会談があるので、
 日本としては米露衝突を何とか回避してほしいという立場を伝えるべき」

アメリカNBCによると
アメリカ政府はシリアから化学兵器の使用を裏付ける
被害者の血液などのデータを入手したという。
シリア攻撃のXデーは
もうすぐそこに迫っているのだろうか?

(アメリカ マティス国防長官)
「軍事的選択肢を提供する準備は整っている」


NEWS02
NEWS03
NEWS04

BACK NUMBER

btnTop