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2017/11/18

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横綱・日馬富士 暴行疑惑 食い違う証言 真相は?

数々の名勝負の舞台となった
大相撲の聖地・両国国技館。
横綱・日馬富士に対する
任意の事情聴取はここで行われた。

そして…

(記者)
「出てきました。いま日馬富士が乗り込みました」

事情聴取を終えた日馬富士。
髭は伸び、かなり疲れている様子がうかがえる。
関係者によると日馬富士は
きのうの事情聴取で
“瓶では殴っていない”と説明したという。

(日馬富士)
「貴ノ岩のケガについては
 貴乃花親方 貴乃花部屋の
 後援会の関係者のみなさま
 相撲協会、そしてうちの部屋の親方には
 大変な迷惑をかけたと深くお詫び申し上げます。」

4日前、謝罪の言葉を述べた日馬富士。

その後は公の場で無言を貫いている。

(記者)
「午前9時50分です親方が出てきました」

師匠の伊勢ヶ濱親方も事件について口をつぐむ。

(記者)
「貴乃花親方が今車に乗り込みました」

暴行を受けた貴ノ岩や
師匠の貴乃花親方も沈黙を守ったままだ。

第70代 横綱・日馬富士。

(日馬富士)
「謹んでお受けいたします。
 責任を持ってみなさんの基本と見本になる
 生き方をして努力したい」

“見本”という言葉をたびたび口にしていた。

9回目の幕内優勝を決めた先場所も。

(日馬富士 今年9月)
「良い見本でも基本でも見せて
 それを受け継いであげながら
 それを次の世代に教えるのが相撲道ですから」。

その活動は相撲界だけに留まらず
モンゴルの国立法科大学通信課程に入学。

「日本とモンゴルの法律の違い」をテーマに卒論を提出し卒業。
さらにモンゴルの警察大学も卒業し
警察官と弁護士になる資格を取得している。

2014年に
法政大学の大学院政策創造研究科に合格。
史上初の大学院生横綱となった。

最近では
モンゴルで学校の建設にも取り組んでいた。
しかし、現場ではすでに日馬富士の名前が消されていた。

一方、日馬富士と同じくモンゴル出身の貴ノ岩。

東前頭八枚目の現役力士で、
元横綱の貴乃花親方が初めて育てた関取だ。

モンゴル出身の力士の間で何が起きたのか。

先月25日。
巡業先の鳥取市内にある
ちゃんこ料理店で食事をした後、力士たちは別の飲食店に移動。

日付をまたいだ2次会には
日馬富士、貴ノ岩のほかに
横綱の白鵬や鶴竜など10人ほどが参加していた。
 
貴ノ岩から当時の様子を
聞いたという貴ノ岩の兄が飲食店での状況を語った。

(貴ノ岩の兄)
「白鵬と日馬富士が貴ノ岩に対して
 『俺たちの時代が終わったと言っただろう』と問い詰めていた。
 貴ノ岩は『いいえ、私は言っていない』と言った」

さらに貴ノ岩は
暴行を受けた際の詳細についても話したという。

(貴ノ岩の兄)
「日馬富士が何か話をしているときに
 貴ノ岩が帯に挟んでいた
 スマートフォンが鳴り見ていた。
 すると日馬富士が激高し
 素手やリモコン、ビンなどで狂ったように殴った」

しかし、実際に暴行現場にいた横綱・白鵬は。

(白鵬)
「(日馬富士は)ビール瓶では殴っていない。
 馬乗りもしていない。」

貴ノ岩の兄と白鵬とでは証言が食い違う。

さらに白鵬によると
暴行があったとされる
次の日には日馬富士と貴ノ岩の
2人が握手を交わしていたという。

事件が発覚したのは
スポーツ紙の報道があった今週火曜日。
暴行があった日から19日が経過している。
この間、何があったのか。

謎が残るのは、
貴ノ岩の師匠である貴乃花親方の動きだ。

貴ノ岩が
暴行を受けたとみられるのは、
先月26日の未明。
同じ日、貴ノ岩は鳥取市での巡業に参加していた。

この取り組みで白星をあげた貴ノ岩。
映像からは、ケガをした様子は見てとれない。
だが、同じモンゴル出身力士の先輩にあたる、
元小結・旭鷲山によると
貴ノ岩は“痛みを我慢”しながら巡業に参加。
“暴行を受けたことも
貴乃花親方に隠していた”という。

さらに。

(旭鷲山)
「みんなやっぱりお相撲さんの仲だから
 それでまあしょうがないから終わらそうって話になって
 一応なんとかして抑えたんだけど」

他の力士たちも
申し合わせていたというのだ。

貴乃花親方が鳥取県警に被害届を提出したのは、
事件から3日後の先月29日。
この時点では
暴行の事実を知っていたとみられる。

日本相撲協会の
巡業部長を務める、貴乃花親方。
巡業中に発生したトラブルについては、
ただちに“協会に報告する義務”がある。
しかし、実際には被害届を提出し
トラブルを把握していたにもかかわらず、
協会に報告していなかったのだ。

日本相撲協会は、
警察から連絡を受け
今月3日、貴乃花親方から事情聴取。
この時「わからない」と話していたという。
10日以上が経過した今週火曜日
ようやく暴行の事実が判明した。

そしてきのう、
貴ノ岩が相撲協会に提出した診断書について新たな情報が。

今月9日付の貴ノ岩の診断書。
『頭蓋底骨折』や
『髄液漏れ』などの疑いで
全治2週間と記されている。

これは、きのう
日本相撲協会の危機管理委員会が発表した報告書。
診断書を作成した医師は
協会の調査に対し…。
      
(診断した医師)
「頭蓋底骨折と髄液漏れは双方ともに“疑い”である
 実際に髄液が漏れたという事実はない」

さらに。

(診断した医師)
「貴ノ岩の病状に現状は
 問題がないという認識である」

退院した今月9日の時点で、
“相撲を取ることに支障がない”と判断していたというのだ。

相撲を取ることに支障がない”とされながらも
今場所貴ノ岩が休場しているのはナゼなのか?
鳥取県警はすでに貴ノ岩からも事情を聴いているという。

ナゾだらけの暴行事件。
鳥取県警は今後、白鵬など現場にいた
力士らの聴取を進めて真相の解明を進める方針だ。

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