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2017/11/11

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トランプ大統領 アジア歴訪

これは今週トランプ大統領がツイッターに載せた、アジア歴訪の記録。
世界が注目したこの旅で
北朝鮮問題を前に進めることができたのか。

最初の訪問地は日本。
今週日曜日、アメリカ軍横田基地にメラニア夫人と降り立つなり、
北朝鮮を念頭にこうスピーチした。

(トランプ大統領)
「いかなる独裁者も体制も国家も、
 アメリカの決意を過小評価してはならない。
 かつてそうしたことをした国に良いことはなかった」

その後、安倍総理とゴルフへ。
ことし2月に続いて、2度目の“ゴルフ外交”。

「(英語)ノブスケ キシ~」

実はこの"ゴルフ外交"、
60年前、安倍総理の祖父・当時の岸総理が
アメリカのアイゼンハワー大統領と行っていた。

晩さん会で総理はー。

(安倍首相)
「アイゼンハワー大統領は、大統領になると嫌なやつとも
 テーブルを囲まなければならないがゴルフは、
 好きな奴としかできないと語ったそうであります。
 私がこれに付け足すとすれば、さらに2度ゴルフをするのは、
 よほど好きな奴としかできない、ではないでしょうか、大統領」

蜜月ぶりをアピールした。

首脳会談では、北朝鮮へのさらなる圧力強化を確認。

(安倍首相)
「北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めていくことで、
 完全に一致しました」

(トランプ大統領)
「最も重要なことは、
 我々が北朝鮮の体制による危険な挑発に対抗することだ」

北朝鮮問題で足並みを揃える日本とアメリカ。
一方、通商問題では温度差も。
トランプ大統領は対日貿易赤字に触れ、日本に是正を求めた。

(トランプ大統領)
「日本の市場におけるアメリカの輸出品に対する、
 公正で信頼できるアクセス(参入しやすさ)が必要だ。
 慢性的で不均衡な貿易赤字を解消しなければならない」

さらにトランプ大統領は、“ビジネスマン”として、
面目躍如ともいえる要求も。

(トランプ大統領)
「安倍首相は、これから様々な防衛装備品を
 アメリカから購入することになるだろう。
 そうすれば上空でミサイルを撃ち落とせる」

これを受け安倍総理は、追加購入に応じる見通しを示した。
ただ、すでに様々な防衛装備品の購入が決まっている。
その金額もここ数年で急増。
財政が厳しい中、国民にどう理解を求めるのか、注目されている。


次にトランプ大統領が向かったのは韓国だ。
そこで待ち受けていたものは―

(反トランプデモ)
「朝鮮半島の緊張を高めるトランプに反対だ!」

北朝鮮問題を平和的に対話で解決すべきだと
訴える学生や市民団体による“反トランプ デモ"だ。

ムンジェイン大統領も、これまで対話による解決を唱えてきた。
しかし、北朝鮮の相次ぐ挑発を受けて、変化を見せている。
会談では圧力強化で一致した。

(ムンジェイン大統領)
「北朝鮮の核ミサイルの脅威に対し我々の圧倒的な軍事力で
 断固対応していくことで合意した」

トランプ大統領は、同じ朝鮮半島にいる、
キムジョンウン委員長に向け、痛烈なメッセージを送った。

(トランプ大統領)
「あなたの国は祖父が築いた楽園ではない。地獄だ。
 用意があるのなら、我々はより良い未来への道筋を提案する。
 しかしそれは、弾道ミサイル開発の停止、
 検証可能かつ完全な非核化が条件だ」

演説では、さらに北朝鮮を、
人権を顧みない「監獄国家」「カルト国家」だと批判。
「私たちを試してはいけない」と強く警告した。

こうした中、晩さん会では、
韓国側の演出が、日本に波紋を広げた。

日本と韓国が領有権を主張する、島根県・竹島。
その海域でとれたエビを独島エビと紹介、
それを使った料理を出したのだ。

晩さん会には元慰安婦の女性が招待された。
その理由について、韓国の大統領府関係者は、
「トランプ大統領にバランスのとれた視野をもってもらうため」と説明。

日本政府は―

(菅官房長官)
「日米韓の緊密な連携に悪影響を及ぼすような動きは
 避ける必要がある」

日米韓は、足並みを揃えられるのか。

そして、トランプ大統領はアジア歴訪の山場中国へ。
北朝鮮問題で圧力強化に消極的な中国から
協力を得られるのかが焦点だ。

待ち受けた習近平 国家主席は、
トランプ大統領を国賓以上の破格のもてなしで迎えた。
世界遺産の故宮を貸し切り状態にして自らトランプ夫妻を案内。

(トランプ大統領)
「楽しんでいるかい?
 私たちは素晴らしい時間を過ごしている」

トランプ大統領は、このとき撮った記念写真を、
ツイッターのトップ画面に一時掲載するなど、
満足している様子がうかがえた。

晩さん会では、トランプ大統領の孫娘
アラベラちゃんが映像で登場。
中国語であいさつした。

(アラベラちゃん)
「習おじいさん こんにちは
 彭おばあさん、こんにちは」

中国語で歌も披露するなど、米中の友好ムード演出に一役買った。

肝心の北朝鮮問題について、
首脳会談では―

(トランプ大統領)
「北朝鮮について議論しましたが、
 あなたと同様、
 私も解決策があると信じています」

習主席は―

(習近平 主席)
「朝鮮半島やアフガニスタンなど
 重大な国際問題を議論し協力を強めていきたい」
 中米関係を推進し更なる発展を目指したい」

両首脳は、協力姿勢を見せた。
しかし、共同会見では―

(習主席 主席)
「朝鮮半島問題について
 私たちは非核化を主張する
 この問題は”対話”を通して解決したい」

“対話重視”の従来の立場を崩さなかった習主席に、
トランプ大統領は、この表情。

一方、ビジネス面では、
トランプ大統領に大きな手土産を持たせた。
中国がアメリカから航空機を購入するなど、
米中間でおよそ28兆円の巨額の商談が成立したのだ。

貿易不均衡の是正を再三訴えてきた、
トランプ大統領に変化も―

(トランプ大統領)
「今の貿易不均衡について中国に責任はない。
 貿易不均衡を防げなかった
 過去のアメリカの政権を責めるべきだ」

(R-2)

アジア歴訪も終盤に入り
きのう、トランプ大統領が降り立ったのはベトナムのダナン。
APEC=アジア太平洋経済協力会議に出席するためだ。
 
到着後、早速行った演説でインド太平洋地域においても
「アメリカ第一主義」で2国間の貿易協定の締結を目指す考えを強調した。
 
(トランプ大統領)
「アメリカが搾取されることはもう許されない。
 私はいつでもアメリカファーストだ」

明日にはASEAN=東南アジア諸国連合の首脳会議に出席するため
フィリピンを訪問する予定のトランプ大統領。
最後まで、その言動をアジア各国が注視している。

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