ウェークアップ

毎週土曜 あさ8時〜

辛抱
ウェークアップ

NEWS

2017/09/16

NEWS01
NEWS02

ミサイル発射 国連安保理 制裁への反発か

ミサイル発射の狙い。
それは今週、国連安保理で採択された
新たな制裁決議に対する反発を示すためだと見られている。

(米 ヘイリー国連大使)
「北朝鮮が武器開発に燃料と資金を送り込む能力を
 叩くのが狙いです。
 原油こそが核兵器開発の活力源です」

6回目の核実験を強行した北朝鮮に対し、
全会一致で採択された新たな制裁決議。

その主な中身はこうだ。
まずガソリンをはじめとする
石油精製品などの北朝鮮への輸出を制限する。
これで石油関連の輸出量を年間3割削減できる。

また、衣類など繊維製品の
北朝鮮からの輸入を禁止する。
既に制裁対象となっている石炭などと合わせ、
北朝鮮は収入の9割を失うという。

そして、北朝鮮の外貨獲得の柱、
国外への出稼ぎ労働者について新規の就労許可を与えない。

制裁の中身について、
専門家は―

(古川勝久 国連北朝鮮制裁委員会 元専門家パネル委員)
「今回の措置がこれまでの国連決議とともにちゃんと履行されたら
 経済的には北朝鮮は相当な痛手を被る内容です。
 制裁の目的は相手国の北朝鮮の核ミサイル計画の
 ペースを落とすこと。止めることはできない。
 制裁によって北朝鮮が獲得できるリソース(資源)を
 とにかく抑えていくということはこれからもずっと重要な課題になる」

核実験から、
わずか1週間あまりでの採択。

安倍総理はー。

(安倍首相)
「北朝鮮に対する格段に厳しい制裁決議が
 迅速に全会一致で採択されたことを高く評価します」

トランプ大統領はー

(トランプ大統領)
「決議は小さな一歩にすぎない。
 大したことない。
 どんな影響力があるか分からないが、
 全会一致での採択は良かった」

制裁が効果を発揮するには、
各国による確実な履行が不可欠だ。
しかし、カギを握る中国とロシアは、
対話での解決を求める姿勢を崩していない。

中国は、安保理でアメリカにこう釘を指した。

(中国 劉国連大使)
「中国はアメリカに4つのことを求めます。
 北朝鮮の現体制を変更させない、
 現体制を崩壊させない、
 朝鮮半島の統一を急がない、
 軍隊が38度線を越えない。この4つです」

一方、アメリカの
ティラーソン国務長官は中国をけん制。

(米 ティラーソン国務長官 14日)
「中国が北朝鮮に原油供給という強力な手段を使い、
 核開発を考え直すよう説得してくれることを求める」

新たな制裁決議に対し北朝鮮は強く反発。

(北朝鮮国連大使 12日)
「今後、我々の措置によりアメリカは経験したことのない
 最大の苦痛を味わうことになるだろう」

日本に対しても―

(朝鮮中央テレビ おととい)
「報復手段を総動員してアメリカに恨みを晴らそう。
 我々の大陸間弾道ミサイルを見ても日本は正気を取り戻せない。
 日本を核爆弾で海の中にぶち込もう」

そして、きのう、
北朝鮮は過去最長の飛距離となる中距離弾道ミサイルを発射した。

ミサイル発射について北朝鮮外務省の幹部は―

(記者)
「ミサイルが日本上空を通過したが?」

(北朝鮮外務省北米局 チェ・ガンイル副局長)
「我が国の核抑止力強化の正常な過程の一環です」

河野外務大臣はティラーソン国務長官と電話会談を行い、
日米の連携を確認した。

(河野外相 きのう)
「先般、採択された国連安保理(決議)が
 すべての国によって完全に履行されるよう、
 日米韓でしっかり働きかけをしていく」

北朝鮮への9億円規模の人道支援を
検討しているという韓国のムンジェイン大統領。
これまで対話による解決を訴えてきたが―。

(韓国 文在寅大統領 きのう)
「このような状況で対話は不可能だ。
 全世界が北朝鮮の
 核・ミサイルによる相次ぐ挑発に怒りを覚えている」

当面、対話は求めず圧力を加える姿勢を打ち出した。

韓国軍はすぐさま北への対抗措置として
弾道ミサイル発射の演習を行った。

相次ぐ北朝鮮の挑発。
国際社会は結束することができるのか。

NEWS03

BACK NUMBER

btnTop