ウェークアップ

毎週土曜 あさ8時〜

辛抱
ウェークアップ

NEWS

2017/09/09

NEWS01
NEWS02

6回目の核実験も・・・加速化する北朝鮮情勢 きょう建国記念日

金日成35歳。
この年彼は「建国の父」となった。

「朝鮮民主主義人民共和国」

あれから69年。

その絶対的権力は
父から子、そして、孫へと引き継がれ
33歳になった若きリーダーが今、世界を翻弄している。

(朝鮮中央テレビ)
「我が国北部の核実験場において
 大陸間弾道ミサイルに
 搭載するための
 水爆実験に成功した」

北朝鮮が日曜日に強行した6回目となる核実験。

その威力は実験直後に出された分析を
大きく超えるものとなった。

核実験当日。

(小野寺防衛相)
「今回の核実験の推定出力は
 約70キロトンになると考えられ」

しかし、その2日後。

(小野寺防衛相)
「推定出力は120キロトン」

さらに、翌日には。

(小野寺防衛相 今月6日)
「推定出力は
 160キロトンとなります」
 広島に落とされた原爆の
 10倍ということになります」

水爆の可能性も否定できないとした。

これはアメリカが
1982年に実施した核実験の映像。

(地上カメラの爆発)

地下600mでの爆発にもかかわらず
地表に強い衝撃が伝わっているのがわかる。
このときの爆発の威力は138キロトンだった。

満面の笑みを浮かべる金委員長。

実は核実験の3時間前、
朝鮮中央テレビは金委員長が
水爆とみられる物体を視察する写真を公開していた。

ひょうたんのような形の物体。

専門家によると
まず大きな球体の内部で原爆を爆発させ
その際の熱や衝撃を利用して
小さな球体で核融合を起こし
容器全体が爆発する仕組みだという。

金委員長の背後には、
その水爆が弾頭に搭載された図が。

記されていたのは
「火星14型」「核弾頭」「水素爆弾」の文字だった。

果たして核弾頭を小型化する技術を
すでに確立したのだろうか。

(安倍首相)
「北朝鮮が核実験を強行しました。
 米国、韓国に加えて
 中国、ロシアをはじめとする
 国際社会と連携して
 断固たる対応を
 取って参ります。」

核実験当日「連携」という言葉を使い、
意気込みを語った安倍総理。

しかし翌日。
国連安保理の緊急会合でその「連携」の乱れが露呈する。

(米国・ヘイリー国連大使)
「『最も強い制裁』のみが
 外交を通しての問題解決を可能にする」

日本とアメリカが求める新たな制裁。
それは“最後の切り札”と言われる
北朝鮮への「石油の輸出禁止」だ。

しかし、中国は。

(中国・劉国連大使)
「朝鮮半島の問題は
 平和的に解決されなければならない。
 混乱し戦争になることを
 中国は望んでいない」

制裁について明言は避け
「対話路線」を強調。

また、ロシアのプーチン大統領も
滞在中の中国で会見し-。

(露・プーチン大統領)
「軍事的なヒステリーが
 高まることはいい結果につながらない。
 地球規模の大惨事を
 もたらす恐れがある」

圧力強化を求める日米をけん制した。

一方、韓国では。

(韓国・宋永武国防相)
「斬首作戦が今すぐ可能なのか」

(議員)
「ことし12月1日付で
部隊を創設して戦力化させる予定だ」

今年4月の米韓合同軍事演習。

ヘリコプターから
次々と降りてくるのは韓国軍の特殊部隊。
このような、金委員長らを狙う「斬首作戦」の部隊を
創設する計画が明らかになった。

こうした中、スイスで開かれた軍縮会議では
北朝鮮とアメリカの大使が
直接「舌戦」を繰り広げる場面も

(北朝鮮・国連大使)
「アメリカが無謀な挑発や圧力を続ける限り
 “更なる贈り物”を
 受け取るだろう」

(米国・国連大使)
「隣国との和平や経済発展、
 国際社会に
 再び仲間入りする機会という贈り物を
 自国民にプレゼントするよう
 お勧めします」

そのアメリカが採決を目指す
“最強の決議案”の全容が
NNNの取材で明らかになった。

石油に加え石油製品、天然ガスの
北朝鮮への全面輸出禁止。

さらに金委員長の国外渡航を禁止し
資産を凍結する事も盛り込まれた。

アメリカは来週月曜日の採決を目指すが
焦点となるのはやはり中国・ロシアの対応だ。

(記者)
「北朝鮮への軍事行動を
 検討している?」
(トランプ大統領)
「どうなるか、いずれわかるだろう。
 もちろん(軍事行動は)
 最初の選択肢ではないが」

この発言のおよそ3時間前
トランプ大統領は中国の習近平国家主席と電話で会談。

すると、その翌日。

(中国・王毅外相)
「朝鮮半島情勢に
 変化が生まれており
 国連安保理が新たな反応をして
 “必要な措置”をとることに賛成する」

“必要な措置”という言葉で含みをもたせたものの
これまでの態度に変化がみられた。

一方のロシア。
おとといの首脳会談で安倍総理は
北朝鮮への制裁強化について協力を求めたのだが…。

(ロシア・プーチン大統領)
「朝鮮半島の核問題などの解決のためには
 政治的、外交的方法が唯一の手段である」

プーチン大統領は対話による解決を強調。
“最強の決議案”への否定的な考えは覆らず
歩み寄りはみられなかった。

おととい朝鮮中央テレビは
核実験の成功を祝う祝賀大会の様子を伝えた。

国際社会の混乱をよそに着々と
核ミサイル開発を進める北朝鮮。

(朝鮮中央テレビ)
「日本はアメリカの手足となるな」
 原爆、水爆、ミサイルを
 保有した軍事強国が
 最も近くにいることを肝に銘じろ」

69回目の建国記念日を迎えた
きょう金正恩委員長は
どんな一日を過ごすのだろうか。

NEWS03

BACK NUMBER

btnTop