クックの作者

クックの作者ってどんな人?

ストーリー・文  西田 征史(にしだ・まさふみ)

1975年5月22日、東京都生まれ。
脚本家・小説家・映画監督。脚本を担当した作品に、映画・ドラマ「怪物くん」「妖怪人間ベム」、ドラマ「とと姉ちゃん」「魔王」「実験刑事トトリ」「ママさんバレーでつかまえて」、アニメ「TIGER&BUNNY」などがある。
小説「小野寺の弟・小野寺の姉」を執筆し自ら監督として映画化。
第39回報知映画賞・新人賞を受賞。
また構成作家としてNHK教育テレビでの
子供向け教育バラエティ番組『シャキーン!』を立ち上げた。

【写真】西田 征史(にしだ・まさふみ)

クックへのおもい

一人一人、違っていていい。

小さい頃、見ていた教育番組が、
僕の目には「明るく元気な良い子」だけに向けられている気がして、
なんだか息苦しく感じたことがありました。
だから、そうではない子供も肯定してあげたい。
そんな気持ちで「うわばきクック」を生み出しました。

臆病で自分に自信が持てないキャラクターを主役に据え、
明るく振舞えない子供や引っ込み思案な子供たちに
「君にだって出来ることがあるんだよ!
一人一人、違っていていい。それぞれが正解!」
の、ようなことを伝えたくて。

右足用と左足用、二つ揃っていて初めて存在する意味を持つうわばき。
その片一方だけの存在であるクックは、
この旅を通して様々なことに気付いていきます。
うわばきクックの【とっても小さな大冒険】。
お楽しみいただけると幸いです。