BACK NUMBER

  • 1
  • 1
  • 4
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13

MENU

STORY ストーリー

#1

6月26日 11:59

#13

ツルイ警備代表・鶴井浩二(吉田鋼太郎)は、警察庁の柏木警視長(宅間孝行)を利用し、新たに自作自演のテロを計画する。柏木の不審な行動を怪しんでいた特殊防犯課の叶美由紀(安達祐実)は、ツルイ警備の毒島隊長(菅田俊)らによって監禁される。そこはテロの舞台となる遊園地であった。

朝倉草平(伊原剛志)は、叶が無事であることを祈りながら園内中を捜し回る。叶の傍らに設置された時限爆弾のタイマーは残り5分。叶は必死に拘束を解こうとするが…。清掃員に変装した隊員数名が銃を乱射するという事態に。逃げ惑う客を、毒島率いるツルイ警備の警備部隊が救出する。朝倉は軍事キャンプ“ルキフェル”の一員だった黒川大樹(阿部亮平)を締め上げ、叶の監禁場所を突き止める。叶の元へ走る朝倉!

タイマーは残り30秒。その時、ドアが開く。「朝倉くん!?」と叶は期待するが、そこに現れたのはツルイ警備の警備員。彼らによって爆弾は解除された。そこへようやくたどり着く朝倉。「愚図、のろま、役立たず!」と叶にどやされるのだった。

「遊園地の警備にあたっていたツルイ警備によって爆発は未然に防がれました。死傷者は出ていない模様です」とこの事件は大きく報道された。特防課でそのニュースに見入る朝倉と叶。インタビューを受ける鶴井は「皆様の安全を守るべく日夜訓練に励み、命をかけてお客様の命を守った社員たち、私は彼らを誇らしく思います!」と力強く答えた。さらに、現職の警察庁職員である柏木幸男容疑者が首謀者として指名手配されたと報じられた。

そこへ警視庁の伊達鉄人(川平慈英)が新たな情報を持って来る。それは逃亡中の柏木から届いた次の犯行予告メールであった。『次は明日の夕方5時。都内近郊の人が大勢いるある場所を爆破する。これは自分たちは安全だと油断しきった日本への警告だ』

朝倉は、鶴井が柏木を利用していることを見抜く。鶴井の目的は、偽のテロを起こし、それを自分たちの手で阻止して民衆の支持を集めること。「やつはそこで政界に打って出て、近い将来日本のトップになるつもりだ」

それを食い止めるには、柏木とテロの実行犯を捜し出すしかない……。

その手がかりを求めて、朝倉は“ルキフェル”の大道寺教官(小西博之)を訪ねる。一線から退いた大道寺は、今回のテロに関わっていなかった。「たとえ知っていたとしても、ツルイ警備の俺が教えると思うのか?」と大道寺は告げるが、「あなたは鶴井に洗脳されて動いている他の連中とは違う」と朝倉は名刺を渡すのだった。

鶴井の前に、元側近の森田勝利(川野直輝)が現れる。「朝倉と同志になって先生を支えたかった」と話す森田を突き放す鶴井。だが、朝倉の父親が元民自党副総裁の大藪公平(品川徹)であることを聞かされると、鶴井は顔色を変えた。万が一、この森田が朝倉と手を組んだりしたら、自分にとって大きな脅威になると……。

一方、毒島たちテロ実行犯によって、着々と明日のアウトレットモールの爆破計画の準備が進められていた。「死人が大勢でます、いいんですね?」と鶴井に最終確認をする毒島。「大義をなすためには犠牲も必要だ」と鶴井は答えた。

そして翌日。特防課の朝倉の元に電報が届く。その瞬間、朝倉の脳裏に入院中の大藪の姿がよぎるが、それは大道寺からであった。朝倉は暗号を解読し、柏木の監禁場所を突き止めると、豊島署の辻恵一(松下洸平)の運転で、毒島たちが潜む隠れ家へ向かう。

朝倉、叶、辻、伊達の四人は、毒島たちを追い詰め、柏木を救出する。そんな中、朝倉の元に大道寺から連絡が入る。「鶴井代表が、今日の2時に森田施設長を家に呼び出した。代表は俺に森田を殺せと命令した。俺がやらなければ代表は自ら森田を殺す」と話す大道寺。朝倉は連絡を感謝し、時間を確認する。1時だ……。「朝倉くん、後は私が」と叶に送り出された朝倉は、鶴井邸へ急ぐ!そして、叶は女だと思って油断している毒島に対して矯正執行に入る!その様を目の当たりにした辻、伊達、柏木の三人は、驚愕の表情を浮かべて……。

対峙する朝倉と鶴井──。「国防とは戦う意志だ!それが正義だ」と独自の思想を掲げる鶴井に「あんたはゆがんでる。そのために罪もない人を殺して、なにが正義だ」と朝倉は切り返す。その互いの手には日本刀が…。全く相いれない二人の命をかけた勝負が始まろうとしていた。果たして、朝倉は矯正執行を成し遂げることができるのか……!?


今週のキーパーソン KEYPERSON

今週のキーパーソン