各話のあらすじ

この話の、失恋保険加入者

木村舞子
(南沢奈央)
殺人容疑者である圭介に想いを寄せる地味なOL。
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第十二話 「告白相手は殺人犯」
6月23日木曜 夜11:58 放送

 失恋したら掛け金の10倍の保険金で癒してくれる…「失恋保険」に加入した地味なOL・木村舞子(南沢奈央)の片想いした相手は、殺人事件の容疑者・村尾圭介(郭智博)だった。舞子は掛け金として貯金全額348万円を用意する。半年前に殺人事件を起こして現場から逃走した圭介。各地を転々としていたが、1ヵ月前の目撃情報を最後に足取りは途絶えていた。調査を開始したルーク(城田優)は、舞子の勤務先の倉庫に圭介がかくまわれていることを突き止める。
 組織的な結婚詐欺の被害者だった圭介は組織の男に詰め寄り、揉み合う内に男が持っていたナイフで腹を刺してしまい逃走していた。どうやら一ヶ月前、舞子が倉庫の掃除中、潜んでいる圭介を発見したようだった。マル(福田沙紀)は舞子が警察に通報せずに圭介をかくまった事を不思議に思うが、舞子を調査する中でその理由を知る事となる。
 一日中、笑いもせず、会話らしい会話もなく、鳴らない携帯を持って家と会社を往復する…それが舞子の日常だった。孤独が引き合わせた2人。舞子は彼をかくまう事で自分の孤独を埋め、圭介も彼女にかくまわれることで自分の孤独を癒していた。しかしルークは警察に通報するべきだとマルに伝え、翌日、警察のガサ入れが行われる。必死に抗議する舞子だったが、倉庫に圭介の姿はなく警察は引き上げた。舞子は圭介がいなくなった事に愕然となる。
 夜、舞子が自宅アパートに帰ると、物陰から圭介が現れる。ルークは通報した後、圭介を逃がしていたのだ。もう会えないと思っていた舞子は安堵から涙を潤ませ、圭介はそんな舞子に「おかえり」と声をかける。初めて一つ屋根の下で圭介と過ごす舞子は、ある決意をした。圭介と一緒に逃げるため、パソコンから偽造パスポートの裏サイトにアクセスし、廃ビルで圭介の偽造パスポートを受け取る舞子。ところが、偽造パスポートを渡す裏サイトの人間は、マルと梅吉(鹿内大嗣)だった。
 帰宅した舞子は偽造パスポートを見せ、一緒に海外に逃げようと圭介に持ちかける。舞子は告白を圭介に断ってもらい、失恋補償を逃走資金にしようと企てていたのだ。だが、圭介は舞子まで犯罪者にできないと別れを切り出す。一緒にいても幸せにしてあげられない、と…しかし舞子は「だったら幸せなんていらない」と圭介に言い放つ。圭介は舞子に謝り、別れを思いとどまったかに見えたが…。翌日、舞子が会社から帰宅すると、圭介は「さようなら」と書かれた置き手紙を残して姿を消していた。
 再び1人ぽっちになった舞子に、経過報告を承る旨のメールが届く。BARクローバーを訪れる舞子。バーテンに扮したルークは、人間が恋愛をする要因のひとつに「勘違い」があると話し始める。人の心はよく勘違いを起こす、と…。恋愛は全て心の勘違いだという説を聞き舞子は、ルークの前で涙を流す。その涙を見つめるルーク。舞子はルークに言った。「運命とか、信じませんか?」と。その言葉にルークは、2年前アフリカで別れた君原瑠奈(上木彩矢)の事を思い出す。
 舞子を送り出した後、ルークにかかってくる1本の電話。瑠奈からだった。瑠奈は日本で開催される動物生態学の世界学会に参加するため、日本に帰国していた。久しぶりの食事の誘いを、ルークは断った。瑠奈と一緒に見つけようと約束した答は、まだ探している最中…切ない胸の内を隠してルークは、瑠奈からの電話を切った後「運命」という言葉を心に刻み告白指定のメールを舞子に送った。
 「告白の時間です」――告白場所として指定された場所は、圭介が潜伏していた倉庫だった。翌日、ルークは舞子を圭介が待つ告白場所へと案内する。ルークは、舞子を孤独から救う特別な告白を用意していた。

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