各話のあらすじ

この話の、失恋保険加入者

久住 遥
(杏 さゆり)
バイクスタントのイベント観戦中に事故にあい、車椅子の生活を余儀なくされる。
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第六話 「加害者への片想いは、復讐の香り」
5月12日木曜 夜11:58 放送

失恋したら掛け金の10倍の保険金で癒してくれる…今回「失恋保険」加入のため四つ葉神社の地下室を訪れたのは車椅子で生活する久住遥(杏さゆり)。遥は1年前にバイクスタントのイベントを観に行き、バイクが観客席に突っ込む事故に巻き込まれたという。それ以来、遥の世話を見続けている加害者の元スタントマン、柏田敏明(小林且弥)。彼女はその敏明に告白したいという。事故の被害者が加害者に好意を持ったというこのケース。加害者は罪の意識から被害者にやさしく接するため、恋愛感情とゴッチャになったのではとトラコ(古田新太)が言う中、調査に出るルーク(城田優)とマル(福田沙紀)

遥は医師からリハビリを促されるが、事故に遭った上、辛いリハビリまでやりたくないと拒否していた。遥の付き添いで診察が終わるのを待っていた敏明の前に、かつて所属していたスタントチームの女性・優希(森カンナ)が現れる。スタントを辞めて遥の医療費を稼ぎ、呼び出されれば何があっても駆け付ける敏明。いくら償っても振り回され…それは遥が敏明に復讐しているだけだ、と優希は敏明に言う。診察を終えた遥がその言葉を聞くと即座に「私には復讐する権利がある」と優希に言い切った。修羅場と化す状況にうろたえるマルの元へ、ルークが合流する。遥は優希に勝ち誇った笑みを残し、何も反論できない敏明を連れて去っていった。マルは遥の恋敵であろう優希を調べようとするが、ルークは自分が素性を探ると伝える。

翌日、目の前に現れたルークに驚く優希。彼女はルークの妹だった。ルークは病院でのやりとりを見ていた事を明かし、遥とやり合うなと優希に忠告。これは優希の勝気な性格を知るルークが、敢えてした忠告だった。もう一度優希を遥と衝突させ、遥の“片想いの正体”を炙り出す…思惑通り、優希は遥に言いたい事が山ほどあると言ってバイクで去っていった。優希を見送るルークは、両親が亡くなったのを機にアフリカでの研究を捨てて日本に戻ってきたことを思い出していた。2人は、離れて暮らすことは出来ない宿命を背負っていた…

病院では、遥に再び歩けるようになって自信を取り戻して欲しいと願う敏明が、遥にリハビリをさせようとしていた。だが遥は、敏明が自分から逃げたいがためにリハビリを強要していると言って拒否する。

遥が敏明に反発していると、そこに優希が現れる。バイクスタントの事故で遥と同じように大ケガをした敏明。優希は敏明が人の何十倍も辛い思いをしてリハビリに耐えた事を遥に明かす。敏明が努力して早く足を治したのは、遥の足代わりになるためだった。優希は敏明をスタントチームに戻して欲しいと遥に訴える。「二人揃って台無しの人生を送るつもりなのか」と…。遥は「もしかして嫉妬?彼のことが好きなんでしょ!」と優希を挑発。その言葉に優希は「好きよ」と答えた。敏明を返せと迫る優希に激高した遥は、車椅子を漕いでその場を去っていく。

夜、経過報告をするというメールをもらい、BARクローバーにやってきた遥。バーテン姿のルークは遥から事故の話を聞き出すと、ヤマアラシのジレンマという話を語り始める。寒さに凍えた2匹のヤマアラシは暖を取ろうと体を寄せ合うが、それでは互いのトゲが互いの体を傷つけてしまう。2匹は互いのトゲも届かず暖も取れる最適の距離を見つけ凍える事を免れたという、心理学において人間関係の距離感をたとえて引用される作り話をした後、「相手を傷つけるために立てたトゲで自身の心を傷つけてしまっているという事はありませんか?」と続けるルーク。遥はルークの言葉に考え込んでしまう。

翌日、ルークは遥を片想いが作り出した闇から解放するため、告白の時間と場所を指定する。「告白の時間です」―――遥に届く四つ葉神社からのメール。遥は敏明に車椅子を押してもらい、告白の指定場所へと向かう。ルークの恋愛心理テクニックを駆使した告白ミッションが幕を開ける。脅迫そのものの遥の告白が始まったその時、ルークが二人に用意したスペシャルアイテム…それは遥が一番大切にしていたものを奪い取るものだった。

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