読売テレビ・日本テレビ系 獣医さん事件ですよ

毎週木曜よる11:59放送 7月3日(木)スタート!
プラチナイト

ストーリー Story

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第6話第6話

8月7日23:59~放送

ある日、日菜子(吉本実憂)は犬の散歩中にヒロト(五十嵐陽向)という少年に出会う。日菜子はヒロトに腕を引っぱられ段ボールの箱の前に連れて行かれる。
中を覗くと一匹の汚れた小犬(雑種)がぐったりとしていた。「ここに捨てられてた。さっきから、全然動かないんだ」と泣きそうな顔のヒロト。焦る日菜子
日菜子とヒロトは、健太郎(陣内孝則)のもとに小犬を連れて行く。すると、健太郎の診立ては「腹ペコで動こうとしても動けなかった」だった。ほっとする日菜子とヒロトだったが、小犬の飼い主がいないことが問題に・・・。

すると、ヒロトが「先生、この犬、ボクが飼うよ」と言い出す。「飼うって、家の人に相談しなくていいのか?」と健太郎。
「じゃあ、家の人に頼んでみる」というヒロトに健太郎は「もしダメなんて言われたら、先生が土下座して頼んでやるからな!」と約束する。

その夜、健太郎と玉木(牧田哲也)は『キャバクラ・キャットウーマン』に来ていた。昼間に診察した猫の飼い主でキャバクラ嬢のせりな(清水ゆう子)に「今夜こそ店に来てニャン」とせがまれ「今夜行くニャン」と調子よく返事していたのだった。
ネコ耳を頭に付けたキャバクラ嬢に囲まれ上機嫌の健太郎だったが、キャバクラ嬢たちのペットへの無責任な発言を聞き不機嫌に・・・。
最初はなんとか耐えていたが「散歩させるのが面倒なんですよねー」「可愛くなくなったら、誰かにあげればいいじゃない」「私みたいに、静かで、手間がかからなくて、かわゆーいワンちゃんがいいニャン」などと好き放題に言うキャバ嬢たちにとうとう我慢できなくなり「いい加減にしなさい!」とバンとテーブルを叩いて立ち上がる。
「ペットはな、君たちのオモチャでもアクセサリーでもない!世話するのが嫌なら最初っから飼うな!いいか?ペットを飼うには責任と感謝が必要なんだ」と言う健太郎。すると、キャバクラ嬢から「こわイー」とか「ウザイー」などと言われる。
「ウザくて上等よ!」と健太郎。なだめようとする玉木に「後はお前に任せた」とお札を握らせ店を出て行くが、玉木がお札を広げると守礼門が印刷された二千円札で・・・。
「よく持ってたな…」と玉木。

店を出て来た健太郎に背後から女の声が聞こえてくる。
「だからダメだって。動物を飼うにはね、ちゃんと最後まで責任を持たなきゃいけないのよ」思わず足を止める健太郎。「それに、いつも一緒にいてくれてありがとうって感謝できる人じゃなきゃ、飼う資格なんてないの」振り向くとネコ耳をつけたリンダ(酒井若菜)が誰かと話している。

「立派なご婦人もいるんじゃないか・・・」と感心する健太郎。すると「責任持つよ!」と少年の声がする。それはヒロトで・・・。「ダーメ。そんなこと言ってるの最初だけなんだから」そう言うとボーイに呼ばれて店に戻って行くリンダ。1人ガックリしているヒロト。そこへやって近づいてくる健太郎。
「少年、今の女の人とは、どういう・・・」
「お姉ちゃんだよ」とヒロト。お姉ちゃんだと聞き思わず嬉しがる健太郎。「先生、お姉ちゃんが、どうしてもあの犬、飼っちゃダメって言うんだよ。ねえ、どうしよう」とヒロト。店の入り口の方に目をやると「よしっ。任せとけ」と健太郎。再び『キャバクラ・キャットウーマン』。テーブル席のリンダの前で、健太郎が土下座をしている。「お願いです。ヒロトくんに犬を飼わせてやって下さい!」しかしリンダの返事は「ウチにもいろいろ事情があるんです。・・・ウチ、貧乏なんです」で・・・。
聞けば部屋には未だににエアコンもテレビも無く、田舎にいる病気の母親に毎月給料の殆どを仕送りしているとのことだった。今年から小学校のヒロトを姉のリンダが呼び寄せて母親代わりをしていると言う話にいたく感心する健太郎。
また、リンダが25歳と聞き恋心も増した健太郎は「この柴健太郎、あなたの力になります!」と宣言。

次の日、病院の待合室でヒロトがクーと名付けた小犬と遊んでいる。飼うことを許してもらえず「このままじゃクーがひとりぼっちになっちゃうよ」と悲しむヒロト。
“ひとりぼっち”という言葉が胸に染みる健太郎は「心配するな。今度こそ、ちゃんとお姉さんを説得してやるから。先生に名案があるんだ」と言う。その言葉にイヤーな予感がする日菜子。「名案って」と聞くと「要するに、責任を持って毎日、あの小犬を世話する人がいればいいわけだよな」と意味深な発言をする健太郎。

ヒロトの家へやって来る健太郎と日菜子。そこは聞いていた話とは違う鉄筋で造られた洒落たマンションだった。しかも部屋に入るとエアコンも大型テレビもある。さらにリンダにはとんでもない秘密があった。
そして、リンダがヒロトを長野の叔母の家に預けようとしていると聞いた健太郎はいてもたってもいられず、まさかの行動に出る!

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