おはよう!ドクター

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2016.12.24

#84 肺がんの進化する薬物療法

肺がんは日本人のがんによる死亡原因の第1位。
肺がんによる死亡者数は年間およそ7万人。
5人に1人が肺がんで亡くなっています。

今回のおはよう!ドクターは、肺がんの進化する薬物療法
をお送りします。

肺がんはなぜなるのですか?

がん細胞は、そもそも正常な細胞の遺伝子に傷がつき、異常が生じた結果、生まれます。
肺がんはそのがん細胞が無制限に増えてしまう病気です。
大きな原因の一つが喫煙です。

肺がんは死亡原因の第1位なんですよね。

はい。
肺がんは初期では自覚症状が少なく、進行して見つかるケースも多い病気です。
転移があるなど進行した肺がんは手術が難しく、治療も困難と言われてきました。
しかし、2000年以降がんの薬の開発が劇的に進歩した結果が、治療成績向上につながっています。

現在の薬物療法は?

肺がんの薬物療法では、従来からの抗がん剤と、分子標的薬治療が用いられています。
まず、従来の抗がん剤はがん細胞に効果がありますが、その他の正常な細胞にも影響を及ぼしてしまいます。
一方の分子標的薬は、がん細胞に特異性のある標的分子のみに作用して、がん細胞だけに効果を示すように開発された薬のことをいいます。

それぞれの副作用は?

従来の抗がん剤は、正常な細胞にも作用して組織を破壊したり臓器の機能をうまく果たせない状態を引き起こすため、脱毛や吐き気、白血球の低下などの副作用がでてきます。
一方、分子標的薬はがん細胞のみを標的にするため、抗がん剤と比べて副作用が少ない薬になります。
しかし、皮疹や下痢など特徴的な副作用も有り、間質性肺炎などにも十分な注意が必要です。

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大阪医科大学附属病院   藤阪 保仁先生

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