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『道浦TIME』

新・読書日記 2020_011

『男はつらいよ~お帰り寅さん』(広瀬友介・編集(松竹)2019、12、27)

映画「男はつらいよ」50周年で50作目。

今は亡き寅さん=渥美清さんが亡霊のように...ではなく思い出のシーンとして登場するが、主人公は現在の50歳前の甥っ子・満男。「満男」というと、私はサッカーJリーグ・鹿島アントラーズの日本代表・小笠原満男選手を思い出しちゃいますが。

ヒロインは、高校時代に満男がつきあっていた、後藤久美子演じる「泉」。

「ああ、この手の美人の女の子は、ヨーロッパに行って暮らして年を取ると、こんな感じの美人になるんだな」

と思った。中山美穂と似ている。

ストーリーは「こんな都合の良い話はないよね」と思いながらも、見てしまう。映画だもの。

満男が泉を車で送って行くと言った時に、満男の母・さくら(倍賞千恵子)が、

「この子、こう見えて運転、上手いのよ」

というセリフには笑った。だって、実際の後藤久美子の旦那は、

「F1レーサーのアレジ」

だよ!山田監督の、ひねりの聞いた遊びのセリフだと思った。

全ての作品を見ているわけではないが、「男はつらいよ」は会社に入ってから仕事(映画紹介)で見るようになって、好きな映画になった。その記憶で見ても、泣ける。

映画のパンフレットと言えば、今は普通「800円前後」なのだが、このパンフレットはなんと「1200円」もした!「高いな」と思ったが、読んでみてびっくり!50作全部のあらすじやデータが載っているのである。安いな!これは「買い」ですよ!


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(2019、1、13読了)

2020年1月30日 18:21