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『道浦TIME』

新・ことば事情

7287「映(ば)えるとブレる」

「インスタグラム」に載せると写真が「映(は)える」という言葉から、

「インスタ映(ば)え」

という言葉が生まれ、さらに省略形で、

「映(ば)える」「映(ば)えない」

という言葉も生まれました。

「ば(え)」と「語頭に濁音が来る」のは、何となく「日本語っぽくない」かなとも思いますが、よく考えると、

「バレる」「ブレる」

と言った言葉があります。これらは、元々の言葉は、

「腫れる」「触れる」

ですよね。それが同じような経緯をたどって、「濁音」になっている。

しかし「濁音」になった「バレる」「ブレる」の意味は、

「マイナスの意味合い」

を含んでいます。古来、日本人の語幹の中に、

「濁音を嫌う傾向」

があったからではないでしょうか?それに対して、

「映(ば)える」

は、同じ濁音の語頭でも、明らかに、

「プラスの意味合い」

を持っているところが新しいのではないかなあ、と思いました。

(2019、12、3)

2019年12月 4日 20:23 | コメント (0)