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『道浦TIME』

新・ことば事情

7229「アン・サン・スー・チー氏の表記」

7年前の2012年5月に書いた「平成ことば事情4711アウン・サン・スー・チー『氏』か?『さん』か?」の関連です。

2019年10月22日の天皇陛下即位の礼に参加するため各国から政府関係者や王族が来日しますが、それに合わせて安倍首相も各国首脳と会談を行う予定です。その1つとして、きょう(10月21日)の午前、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家最高特別顧問と会談するということを「ミヤネ屋」で放送するためにチェックをしていた際、

「『アウン・サン・スー・チー』の表記で、『・』が入る場所は、これで良かったんだっけ?」

と思い、過去の事例を検索したところ、2017年12月26日に「ミヤネ屋」スタッフに送ったこんな、メールが出て来ました。

【表記注意】×「アウンサンスーチー」→○「アウン・サン・スー・チー」

「ロヒンギャ」問題で出て来る、ミャンマーの、

「アウン・サン・スー・チー国家顧問」

の表記ですが、日テレは「・」が全部入ります。

9月8日の日テレ「ZERO」で確認しました。

ちなみに新聞は、各社表記が分かれていて、2012年4月の用語懇談会で聞いたところ、「・」を入れないのは「朝日と毎日」。他社は「・」が入ります。

(読売)「アウン・サン・スー・チー氏」

(産経)「アウン・サン・スー・チー氏」

(日経)「アウン・サン・スー・チー氏」

(共同)「アウン・サン・スー・チー氏」

(朝日)「アウンサンスーチー氏」

(毎日)「アウンサンスーチー氏」

です。毎日新聞が「・」をはずしたのは「1996年7月」と古く、その理由は、

『ビルマ語・ミャンマー人の名には、名字と名前の区別がない。この決定以前に、スーチーさんに「ビルマからの手紙」という原稿を頼んだ際、本人と通訳から、「『・』を外してほしい」という要望があり、その原稿に関しては「・」を外した。それが一般記事にも及んで「・」を外すようになった。』

とのこと。朝日新聞も「2011年1月」から外したそうです。

また、NHKも「・」なしで放送しているそうです。

やっぱり、「キーワード検索」で一発で出て来る過去のデータは、参考になるな!

(2019、10、21)

2019年10月21日 19:21 | コメント (0)