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『道浦TIME』

新・読書日記 2019_136

『ロベルトからの手紙』(内田洋子、文藝春秋:2016、8、10)

内田洋子さんのイタリアを舞台としたエッセイ、というか短編小説だと思います、もう。

ノンフィクションなのに、フィクションのような見事な仕上がりは、

「事実は小説より奇なり」

を地でいくお話。短編なのに、どんでん返しのような結末が見事。そんなお話が、13編載っています。

表紙の写真は「人間の右足」に「翼」がついている木彫りの彫刻。最初、何でこんな表紙なのか、気付かなかったが、「足」はそう、「イタリア」なのですね!それに「翼」が付いてはばたくけれども、「イタリアの足元」の話。うーん、しゃれてるなあ。

よく見ると、帯にちゃんと、

「イタリア半島じゅうを回り、まだ知られていないこの地の暮らしを見つけて皆に伝えていきたい。そう思いながら住み続けて集めた<イタリアの足元>の話です。」

と書かれているではないですか!

なんか、本当にこんなお話があるんだなあ、イタリア。


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(2019、10、1読了)

2019年10月14日 19:40 | コメント (0)