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『道浦TIME』

新・ことば事情

7084「ボールパーソン」

久々に思い立って、久々にJリーグの試合を見に、大阪・長居スタジアムに行きました(今はネーミングライツで「キンチョー長居スタジアム」)。セレッソ大阪対サンフレッチェ広島戦。そりゃ、ホームのセレッソを応援しましたが、知ってる選手、少なかったな。

試合前に、こんなアナウンスが流れました。

「本日のボールパーソンは、桜宮高校女子サッカー部の皆さんです。」

この、

「ボールパーソン」

というのは、初めて耳にしました。(「ボールパースン」だったかもしれない。)

「ボールボーイ」

は、よく知っている言葉だけど、桜宮高校「女子」サッカー部の皆さんは「ボーイ」じゃないもんね。でも、

「ボールガール」

ではダメなのかな?ジェンダーフリーな言葉を、Jリーグ(サッカー)では使うということなのかな?

ネット検索したら(3月11日)、

「ボールパーソン」=96万8000件

「ボールボーイ」 =31万7000件

「ボールガール」 =31万9000件

でした。もう、「ボールパーソン」のほうが、「ボールボーイ」「ボールガール」よりも使われているのか!

「コトバンク」には、「『デジタル大辞泉』の解説」として、

「ボール‐パーソン(ball person)=野球・テニス・サッカーなどの試合で、ボールを拾ったり、新しいボールを球審や選手に渡したりする人。ボールボーイ・ボールガールに代えて用いられる語。」

と記されていました。

やはりサッカー以外のスポーツでも、ジェンダーフリーの用語変更が行われつつあるようです。

(2019、3、11)

2019年3月11日 20:45 | コメント (0)