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『道浦TIME』

新・ことば事情

6970「泣ける」

最近、

「泣ける〇〇」

という言葉を、よく目にし、耳にします。そこで、ふと思いました。

「泣ける」の「る」は「助動詞」

ですよね。「泣く」という動詞の「連用形」である「泣け」に助動詞の「る」が付いていますが、その意味は、

「自発」と「可能」

ですね。おそらくこれまでは、

「自発の『泣ける』」

だったんだと思うのです。つまり、

「泣ける映画」

というのは、

「見ると自然に涙が出て来て、泣いてしまう映画」

という意味だと思っていたのですが、最近使われる「泣ける」は、

「ことし一番泣ける映画」

のように「泣くことができる」、つまり、

「可能の『泣ける』」

になってきているのではないでしょうか!?

というのも、

「泣くことが目的」

になってきているから。

これまでは、「泣きたいときに泣くのが普通」だったのに、仕事など日常生活では、それが許されなくなってきている。そこで、

「どこか、思いっきり『涙』を発散させる場所が求められている」

のかもしれませんね。


(2018、10、17)

2018年10月17日 18:43 | コメント (0)