Top

『道浦TIME』

新・読書日記 2016_162

『校閲ガール ア・ラ・モード』(宮木あや子、角川書店:2015、12、29第1刷・2016、10、9第2刷)

現在、日本テレビ系列で「水曜夜10時」から放送している『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』の原作本。1作目の本は読んだが、第2作、第3作が出ていることを知り、すぐに本屋さんに注文、とりあえず第2作の本書を読んだ。

第1作は、「主人公・河野悦子」がもちろん主役だが、この『ア・ラ・モード』はいわば「スピンオフ」版。河野悦子の「周囲の人物」が主人公。どういった人々に囲まれているか、ということがわかり、面白い。いろんな周囲の人を取り上げているから「ア・ラ・モード」か。なるほど。多少ドラマでは役柄の設定を変更している部分もある。河野悦子が憧れるファッション雑誌「Lassy」の編集者・森尾は、原作の小説では「同級生」だが、ドラマでは「後輩」。またドラマでは「校閲部の先輩」である藤岩さんは、「同期入社で文芸部の編集者」として、小説では描かれている。

なお、ドラマでは、この第2作も「原作」として脚本が書かれているようだ。


star4

(2016、11、9読了)

2016年11月15日 17:57 | コメント (0)