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『道浦TIME』

新・読書日記 2016_128

『隠蔽捜査3.5~初陣』(今野敏、新潮文庫:2013、2、1)

なんで「3,5」何だろう?と思った。「3」があったら次は「4」でいいじゃない、と普通思いますよね。実は他の「隠蔽捜査」シリーズの「主人公」は、警視庁・大森署長の「竜崎伸也」なのだが、この「3,5」は、竜崎の少学生時代の同級生で警視庁の刑事部長である「伊丹俊太郎」が主人公。つまり「スピンオフ」の短編小説集なのである。そうか、それで「3.5」なんだ!納得。

しかも、伊丹が警視庁の刑事部長になる直前の「福島県警」勤務時代の話から始まり、『隠蔽捜査』シリーズの各物語(ストーリー)の「隙間」を繋ぐような話。

この一冊を読んで、もし、これを「ドラマ化」(もしくは映画化)するなら、

「竜崎=唐沢寿明」

「伊丹=仲村トオル」

でどうかな?と思いました。


star4

(2016、8、22読了)

2016年8月27日 10:55 | コメント (0)