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『道浦TIME』

新・ことば事情

5592「いつぶり」

 

11月8日の夜、テレビを見ていたら、嵐の大野君がハワイでバカンスを楽しむ、という「仕事」の様子を撮影していました。大野君は「釣り」が趣味らしく、「フィッシング」に行く様子をカメラは捉えていました。その際にディレクターが、こう質問しました。

「釣りはいつぶりぐらいですか?」

出た!「いつぶり」!

このところ気になっていた表現です。やはり、使われているようですね、比較的若い人の間で。

2006年に「平成ことば事情2722 いつぶりですか」で書き、その後ことし9月にも、「平成ことば事情5551 小学生ぶり」で「~ぶり」については書きました。ということで、

「『いつぶり』に関して書くのは『いつぶり』ですか?」

と問われたら、

「8年ぶり」(あるいは「2か月ぶり」)

ということですね。グーグル検索してみたら(11月11日)

「いつぶり」=40万1000件

でした。

そして、家に帰って『ビッグコミック』(20141125日号)に連載されている、石塚真一の漫画『ブルージヤイアント』で、ジャズのサックスに魅入られた若き主人公・大(だい)の友人・玉田のセリフで

「文化祭の時ぶりだけど・・・なんか・・・全然違うっつーか・・・」

というのが出て来ました。

「文化祭の時ぶり」

いろんな「~ぶり」があるんですねえ。

(2014、11、11)

2014年11月12日 12:21 | コメント (0)